Tchaikovsky交響曲第3番

Tchaikovskyの交響曲といえば6番の「悲愴」が一番有名で,その次は5番,そして4番というふうに遡っていきます.でもここまで.次に有名なのは,強いて言うなら「冬の日の幻想」という標題で呼ばれる1番か.7番というちょっとアヤシげなのもありますけど.

で,多分一番マイナーな交響曲が,「ポーランド」という標題で呼ばれる第3番.CDショップの棚で見かけるのは稀ならコンサートで演奏されるのも稀という,稀交響曲の王者のような曲,と書くと言い過ぎか.

聴いてみるとわかりますが,別段変な曲ではありません.ほの暗い前奏から始まる第一楽章は,主部に入るとTchaikovskyらしい華やかで堂々としたイメージで突き進みます.Mozartの交響曲第39番四楽章そっくりな音型がでてきたりして,かなり盛り上がって終わりますが,曲を知らない人ならここで拍手しそう.

二楽章はワルツ.ここまで聴くと,交響曲というよりは組曲のようです.そう,まるでバレエ組曲のような.そう言えば,一楽章も物語の序曲のようにきこえます.ロマンティックな三楽章やScherzoの四楽章などもなんとなく舞曲のようだし,終楽章のポロネーズもフィナーレの全員の踊りの音楽のよう.最後の終わり方はちょっとピアノ協奏曲に似てたりします.

そういう風に聴くと,交響曲としてのまとまりの悪さがイマイチ人気の原因なのか.交響曲としての構成の面ではやはり4番以降のほうが良くできています.でも初期の3曲の交響曲は,メロディーメーカとしてのTchaikovskyの面目躍如たるもの,稀交響曲にしておくにはもったいない.ここは一つ,バレエ組曲として再編成できませんかね.

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「Tchaikovsky交響曲第3番」への4件のフィードバック

  1. 本当に全然クラシックに詳しくないのでちょっと恐る恐るなんですが、「バレエ音楽」とされているもので本当にバレエに使われているものってあまり多くないような…[バレエに使われたこともある]程度のものなら思い当たるんですが、古典的なバレエ音楽と言ってすぐに思いつくのはチャイコの三大バレエ音楽の他はドリーブ、ミンクスぐらい。
    でも[バレエ音楽」って名のついた音楽がたくさんあるんですよね。バレエ音楽っていうジャンルがあるんでしょうか??
    今からチャイコフスキーの新しいバレエ音楽(もちろんバレエ作品として)ができたらいいなあ。

  2. TAMAさん、バレエ音楽ってありますよ。ディアギレフが作曲家に依頼してできあがったものとか。どちらかというと近代のジャンルですね。ストラヴィンスキーの火の鳥、ペトルーシュカ、春の祭典が有名ですよね。同時代だと、ラベルのボレロとかダフニスとクロエなんかも。
    コンサートで演奏しやすいように組曲にされたりするので、そっちの方が有名になっているものも多いんじゃないでしょうか。
    逆に、バレエに転用された曲もありますね。ショパンの曲を管弦楽にしたレ・シルフィードとか。

  3. チャイコフスキーのシンフォニーですか♪
    私は5番が一番好きかなぁ〜!!4番も好きですね〜!!
    その他は余りよく知りません(失笑)
    曲を知らなくてまだ終わっていないのに拍手をされる方って、なんで他の人がワ〜っと拍手をするまで待たないんでしょうかねぇ・・・笑
    私は随分経ってから拍手する派です♪(勉強してから行くべきだなぁ。。。)

  4. Mimi☆Kiraさん、5番が一番派手ですね。でも6番の悲愴、聴いた事ありませんか。これが一番有名だと思ってたんですが。たまに楽章の途中で拍手する人、いますね。すごい名演奏だったら、それも構わないとは思うんですが、そんなのは滅多にありませんしね。拍手は様子見してからが正解でしょう。
    ところで、ブーイングって日本ではほとんど聞かないんですが、海外のコンサートではたまにやってる奴がいるんですよね。あれは行儀悪いと思う。

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