序論にある不思議な定形文章

海外の共同研究者から送られてきた論文原稿を読んでいてとあるパラグラフに遭遇し,そこに大きなバツ印を付けました。以前同じような箇所を別の論文原稿でも見かけ,それもバッテンしたばかり。

論文の序論には,研究の背景や目的を書きます。そこまではよし。問題はその後。「この論文は以下の構成で書かれている。第二章は研究手法,第三章は結果,そして結論である」こんな目次パラグラフをどうして書く人がいるのか,未だに分かりません。こんなの見りゃわかります。

古い論文ではしばしば見かけるので,おそらくは古い流儀なのかも。そして大学の老先生の書き方を弟子が真似してるのか。これを書き加えるのはヨーロッパ人に多い気がします。

この目次パラグラフの由来を調べていたのですが,残念ながら分かりませんでした。引き続き研究を続けたいと思います。なおこの研究成果は以下の構成で書かれています。まずこの記事は序論,引き続き。。。

6 thoughts on “序論にある不思議な定形文章”

  1. 面白い!ずっとなんとなく引き継いでいるんですね。日本にも、気づかないうちにやってる何かがありそう。たくさん。

    1. Sanaeさん,メールとか変なローカルマナーあったりしますね。会社によって違ったり。僕のメールは愛想無いので悪名高いです。

  2. そういうのは幸いにも(?)見たことはありませんが、特に東洋の諸国からの論文に多いのは一つの文章の中で副詞構文、主語、述語と同じことを繰り返すというパターンですね。例えば、こんなの。銀行で配っている熊避け鈴の効果を示すために、銀行で配っている熊避け鈴をつけて裏山に登ったところ、銀行で配っている熊避け鈴があるにもかかわらず熊に襲われたことによって、銀行で配っている熊避け鈴には効果がないことが証明された(サンプル数1、繰り返し回数3)。日本語でいうところの「実施した」を無理に英語にしようとするから冗長になるというのが一つの理由かと。

    1. missssyさん,銀行鈴構文はいわば増量剤ですね。十分な長さの英文を書けないとき,同じパターンを繰り返して長さを稼ぐ。逆に同じ単語を避けようとしてか,無理やり違った単語を登場させて訳わかんなくなるパターンもありますね。

  3. ちゃんと読んだり考えたりしないまま、
    ただ何となくそのまま踏襲しちゃってるパターンでしょうか。
    ちょいちょいとネット検索してコピペを繋げて‥パターンとも
    共通するかもですね。(私も時々コピペ利用)

    1. ポージィさん,さほど深く考えず,こんな書き方しとけばいいのかなというパターンでしょうね。最近はコピペには非常に厳しくて,ネットに同じ文章がないか自動的に検出するシステムが使われます。

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