ただいま調査・検討中

先日,ちょっとした日本語の文章を書いたのですが,そこに大学院卒業直後,とあるプロジェクトでの昔話を挟み込みました。こちらの計算結果をプロジェクトへ提出しておいたら,先方から結果をちょっと修正できないかという連絡。

別に捏造しろとかそういうのではなく,再調査して再検討してほしいという依頼の電話がかかってきました。その相手というのが,プロジェクトのお偉いさん。ちなみにT大出身。僕のようなQ大出たてのぺーぺー青二才に直々に連絡してくるというのも驚きですが,僕はその依頼を頑として聞き入れなかったのです。

今でも何故あんなに頑なだったかなあと思うのですが,まあなんか根拠なき拘りあったのでしょう。先方もさぞや苛ついたことと思われます。なんせその電話会議,3時間以上に渡って紛糾しましたから。電話だけでは足りなかったのか,その後FAXのやり取りも続きました。電子メールはこちらにはあったけど,あっちには無かった。

その相手の方ですが,日本人にしては珍しく,海外の会議でも堂々と主張を押し通す人で,あれはまさにサムライだと言われていたとか。そのサムライに楯突いたというんだから,僕はなんでしょうね。侍の上を行くのは高利貸,武士は食わねど高楊枝。

ちなみにその侍氏,福岡に来たとき

久留米ラーメンって美味いらしいねぇ

と暗に車で連れて行けと。ラーメンのためにわざわざ久留米まで行くんかい。

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14 thoughts on “ただいま調査・検討中”

  1. 実はその侍先生に気に入られてたんですね。若き日の(LANL時代だったか)ファインマンが、ボーアに食ってかかったら逆にその率直さを買われたって話もありましたっけ。サイエンティストって偉くなるほど、楯突かれると嬉しくなる変な人種ですね。そうじゃない人もたくさんいますけど。

    1. Hiroさん,こいつ生意気だと気に入られるか,徹底的に叩かれるか,そこんとこはギャンブルですねえ。ファインマン関連のネタ話,ご年配の教授らからちらほらと聞いてるのですが,果たして公開していいのやら。

  2. サムライ先生とは同じ九州男児ですか?
    一歩も引かない若者にご自分の若い頃を見たのかもしれませんね。
    今LiLAさんのまわりにもそういう若者がいますか?

    1. Chieさん,出身は憶えてないのですが,九州でないことは確かです。東京じゃないかなあ。最近じゃ,あんまりとんがった若者は見かけませんね。みなさん,おりこうさんです。

  3. そちらのホワッツマイケルは、うちのニャンコ先生に張るくらい尻尾が長いですね。なにを調査してるのか?

    Rats?

  4. 侍先生は、年齢だとか肩書きだとか出身校なんかに捉われない
    方のようにお見受けしました。 長いやり取りの間に、
    侍先生の中で「なかなか気骨のあるやつ」と、愛弟子のような
    存在になっていったんじゃないでしょうか。
    LiLA侍誕生の時。あ、まだ日本在住でいらっしゃった時代か。

    1. ポージィさん,当時多分50代だと思いますが,年上だからといって偉そうぶる人では無かったですね。弟子と思ってたということはないと思いますが,酒癖は悪かったです。

      1. 酒癖悪い人とか酒豪とかお酒に関して普通じゃない人たちばかりの業界なので、誰なのかは特定難しいですね(笑)

        1. 涼だなんさん,超レア焼酎をアメリカにお土産に持ってきて,ほとんど全部自分で飲んじゃった人もおりました。

  5. 侍にたてつくのならサムネイル、ってそんな言葉はその頃にはありませんでしたね。偉人は偉人と異人を見分ける能力があるのでしょう。昭和の頃の話ですが、当時飛ぶ鳥を落とす勢いだった免疫の先生がK大学から集中講義にやってきて、最後に質問はありませんかという場になってT大の学生が誰も手を上げず、質問がないということはちゃんとわかってないことです、と言って去っていたので、その数ヶ月後に行われた学会で、その研究室からの口頭発表13題に連続して質問して、江戸の仇を関西で討ちました。その先生は2年ほど前にストックホルムに和服で登場してました。

    1. missssyさん,おぉ,あの先生でしたか。かつてのストックホルム組のお一方の講演で「T大で学位をもらうのは,ノーベル賞もらうより難しかった」とぶち上げた人がおりました。会場の空気が凍りつきました。
      集中講義での質問ってのはちょっとやりにくいものがありますが,学会発表時に質問ゼロっていうのも厳しいですね。全く理解されてないなら仕方ないとして,つまんねぇから質問無しってこともありますし。座長泣かせの講演とかね。

      1. アメリカに来た前世紀のころは、美味しいケーキを見つけるのは大型予算を取るより難しいといった状況でしたが、これはそこそこ改善されてきたように思います。大型予算が取りやすくなるかどうかは数週間後の投票次第というところもありますが、おやぶんになる人がどのくらい物の理(こと)わりを分かっているかにもよりますね。T大の学位が難しいのかどうかはともかく、わたしのいた研究室は報告会の最初に5分くらいで概念や目的、意義などをまとめて話すのですが、そこで質問が延々と続き、データを説明することもなく90分の持ち時間がなくなるというケースもありました。数年前に里帰り講演をしたときには準備したデータの2割程度を紹介したところですでに3時間という流れで、後継の教授からは伝統が続いていることを確認できて大変感動的である、とお褒めの言葉をいただきました。こっちは望むところでしたが、聞いている方は大変だったでしょうな。

  6. missssyさん,大型予算どころか小型も厳しくなりつつあるようです。来年はほんとにやばそうですので,美味しいケーキ屋さんを探す旅にでようかと思っています。データ2割の説明ですでに3時間ですか。そりゃ講演というより修行ですね。うちの業界ではちょっと突っ込まれそうなデータがあったら,即次のページへ進みますので,聞いてるほうは残像能力を獲得しておく必要があります。

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