丹頂単著再び

あちこちで在宅ワークが進んでるせいか,気づけば5本の論文が同時進行しております。もしかしたらもっとかも。それぞれほぼ別グループの仕事だし,執筆の中心人物もばらばらです。その内の一本だけは,自分ひとりで書いているもの,つまり単著論文

それを先週末にようやく書き上げ,編集者へ送ったところです。とは言え,8月中にはほぼ完成していました。それをそのまま放置していたのは,間違い探しのため。

共著者がいないと,文章の間違いを探してくれる人もいません。同僚に頼んだっていいんですけど。

どんな文章でもそうですが,書き終えてすぐに自分で校閲しても,まずうまく行きません。間違ったところを,脳内修正して素通りしてしまうから。しばらく時間をおくと,自分で書いたことを忘れるので,ちょっとばかり客観的に読めるわけです。

ところで一人で論文を書く場合,学位論文でも同じですが,主語をどうするか問題。

普通の科学論文の主語は,普通Weを使います。では単著の場合はどうするか。普通に考えると I です。でもアイはあまりに重い。

まあ We で良いんですが,この場合の「我々」って書いてる本人だけじゃなくて,自然科学を探求する人々全般が主人公ってとこですかね。しらんけど。

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10 thoughts on “丹頂単著再び”

  1. 幾ら見ても無いのに眼を変えると見つかることよくあります。
    さがしものアルアルです。
    アイはあまりにも重い。これもアルアルです。
    それにしてもお家に居ると皆さん論文に精を出すんですね。
    見られてなくてもやる所がすばらし!

    1. Chieさん,探しものの基本は,絶対そこには無いと思う場所を探せ,です。特に実験系の人たちは,実験や作業もままならないようで,ならデータをまとめとこうかってなってるのかもしれません。

  2. 「あたし」を英訳しても「I」。でも「I」は重いのですねー
    知らない人もひっくるめての「we」、なるほど~
     
    時間を置いての見直し、必要ですね。
    すぐだと気付かずに見逃しちゃうのは、脳内修正が働いて
    しまうからだったとは。

    1. ポージィさん,すぐに校了して気持ちも楽になりたいところをぐっとこらえて,しばらく時間をおきます。意外とたくさん見落としを見つけることができますよ。なので僕は締め切りの督促には寛大傲慢に対応しております。

  3. 二世代くらい上の大先生の単著による歴史的論文で、Iを主語に堂々と持論をされているのを見かけたりすると、ますます恐れ多くて同じ真似はできません。で、受動態で全部乗り切ります。

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