10年以上経ったので大きなピアノメインテナンス

先月,ピアノの調律をしてもらったときのこと,かなり年月も経ってるようなので,そろそろ全体の調整もしたほうがよいとSanta Feの調律師さんに言われました。確かに買ったのは15年ほど前です。調律は毎年欠かさないものの,その他のメインテナンスは殆どやってません。

問題があるのは薄々感じていました。買った頃に比べて,音色が全く変わっています。初めはもっと深い音だったのが,なんだかペラペラ軽い音になっています。音量の幅が狭くなってきて,変化を付けにくくなっています。なんだかアップライトピアノみたい。

作業はフルに2日とのこと。それなりにお代もかかりますが,腕の良さそうな調律師さんだったので,お願いすることに。彼はpiano regulationと呼んでいましたが,日本語ではピアノの整調と呼ばれるようです。実際にはそれに整音も入ってました。

まずはカバーを取り外し。さすがに重たいので,ここは手伝います。

大量の工具と部品,テーブルに椅子まで持ち込んで,リビングは臨時工場。取り出したアクションを,キー1個ずつ調整していきます。鍵盤を押さえると,このハンマーが弦を叩いて音を出す仕組み。

本体の方もピカピカに磨いてくれました。うちのピアノはあまりカバーを開かないので,内部奥の方にちょっとホコリが積もっていた程度。彼が言うには,蜘蛛の巣が張ってるのなんてしょっちゅう。ネズミがいたこともあるらしい。

作業をずっと見ていたかったのですが,なんせコロナ対策で,お互いマスク付けて距離を取ったままです。ときたまこっそりと盗み見る程度。

2日がかりだったピアノの整調・整音ですが,できあがりを弾いてみてびっくりです。音が全く違います。タッチも違います。薄っぺらい音だったのが,深く暖かい音色になりました。お金はかかりましたが,お願いしてよかったと自分でも納得です。

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15 thoughts on “10年以上経ったので大きなピアノメインテナンス”

  1. ↓一昨日とその前?だったかな、LiLA管理人さんのところが
    開かなかったのですが、ネット断ちのせいだったのかしら?
     
    ピアノには全体の調整なんていうのもあるのですね。
    そんなに音が変わってくるものだとは知りませんでした。
    いったい何をするのか興味津々、もっとかぶりつきで
    手元を覗き込んだり質問したりしたかったでしょうねぇ。
    そうしたら調律師さんの邪魔になったでしょうけれど。
    音もタッチも蘇って良かったですね♪♪

    1. ポージィさん,そうなんです,強制的なネット断ちだったのです。全く困ったもんです。
      今回は大規模にオーバーホールしましたが,こんなに良い音になるんだと驚きました。定期的にやらないといけませんね。ちょっと高いけど。調律師さんの仕事はじっと見ていたかったのですが,さすがに邪魔ですよねえ。

  2. その良い音を、例のマイクで、是非!

    それにしても、乾燥してそうなところでもかなり変わってくるんですね〜。日本なんか梅雨と冬で大違いだから、さぞ大変そう。

    ヤマハの工場に潜入した番組(カネオくん)を見たら、各地域(国)の気候になじませるための部屋みたいなのがありましたよ〜。そこにしばらく置いてから、それぞれの地に送るのだそうです。

    1. Sanaeさん,最後の調律がまた今度ありますので,それが終わったら録音ですかね。ピアノの木材は,乾燥度を地域に合わせてから組み立ててますね。でないと,割れてしまいます。ここは感想してるので,日本のより余計に乾燥させてるでしょうね。日本は湿度が高くて,鍵盤が動かなくなるなんてこともありました。

  3. 中を見たのは初めて!
    整調整音中の動画撮りました?
    中身は凄いというか意外とシンプルというか。
    部屋が狭かったらこのお仕事してもらえませんね。
    音が新品に戻って良かったです。
    オーバーホールはアップライト一台分ぐらいの費用って聞きました。
    お金かかる――。

    1. Chieさん,動画はさすがに撮れませんでした。邪魔しちゃ悪いし。アクションを出してしまえば,あとはフレームと弦だけなので,意外とシンプルですよ。細々いた部分は全部アクションにあります。さすがにアップライト一台分までかかったらやりませんが,まあパソコン買えるかな。

  4. グランドピアノのメインテナンスで中を見たのは初めてです。
    わぁー、凄い!音というか楽器って繊細。気候にも関係するんですね。ふと五嶋みどりさんがL.A..で演奏された時のピアニストの方が弾かれたピアノの音は大丈夫だったのかと思いました。

    蜘蛛の巣やネズミなんてありえない!グランドピアノがかわいそう過ぎ。調律師さんも繊細の方なので思うところ色々でしょうね。アルコールが溢れているってことなかったんですか?
    本当に音が蘇って良かったです。次は何年後?
    九州大学病院のグランドピアノの調律師さんが調律をしているのを見たことありますが、我が世界に入り込んで調律されてました。髪型は葉加瀬太郎とLiLA管理人様を二で足して割ったような髪型の感じの男性の方でした。背後から暫く見ていましたが、邪魔だと思い遠慮しました。

    次回は、いい音で演奏録音をお待ちしております♫

    1. その髪型って…えっと…ちがいがあるんでしょうか。しっぽはありましたか?

    2. いたずらリスさん,日本のアップライトピアノでも,放置されてるやつとか内部はかなりすごいことになってるみたいですよ。密閉されてるようですが,実はペダルの下に穴があいております。アルコールはありませんよ,さすがにそこは十分すぎるほど注意しております。グラスを絶対に鍵盤上空に持っていかないようにしております。次にやるとしたら,やっぱり10年後くらいでしょうか。

  5. 二日がかりの整音とはまたずいぶんと本格的にやられましたね。音がうんとよくなって何よりでした。整音前・整音後が比べられる録音が聴きたいところです(笑)。

    1. 音楽の都オーストリアにはチャンバロの専門調律師さんがいらっしゃるんですよね?

    2. 現地委員さん,かなりがっつりとやってもらいました。おかげで深い響きが蘇ったようです。前の録音は,雑に録音したのしか残ってないかなあ。

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