色使いに関しての年寄りのお小言

前にも書いたような気もするのですが,というのが最近多いような気もするのですが,遡って検索するのも面倒なので,まあいいやというもの最近多い気がします。年かな。

後輩が論文原稿を送ってきました。内容はさておき,僕が必ず注意することがあります。それは図の色。

カラー印刷が安くなったせいか,皆ばんばんとカラフルな図を作るようになってます。それは別にいいのですが,図の説明で色による区別を使うな,というのが僕の注意事項。

例えば,こんなの

こういう図で「赤線はなんたら,紫はなんらた」と説明するのは避ける,ということです。

それを言い始めたのは,何年も前に起きた些細な出来事。とある大学教授に図を見せながら「緑の線は〜」と説明していると,

I cannot distinguish them. I’m color-blind.

今ならPolitical-Correctnessな表現あるのかもしれませんが,本人がそう言ったのであえてそのまま。ともかく,それを聞いて恥じ入りました。そういう人が目の前にいても不思議でないことを,全く意識していませんでした。

それ以来,口を酸っぱくして後輩に言ってるのです。線が2つあったら,片方は点線にしろ。同じ形の記号を色違いで使うのではなく,記号の形も変えよと。要するにモノクロ印刷しても,それなりに区別できるようにしろということ。

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10 thoughts on “色使いに関しての年寄りのお小言”

    1. Sanaeさん,あと数学嫌いな人のために数式は使ってはいけないと,。。。

      言われてない言われてない

  1. モノクロで印刷してもわかるように、というのは学生時代に結構きつく指導されたので意識しているつもりでも、たまに忘れてしまって論文でエディタに注意されて気付くことがあります。
    基本はモノクロで図を作り、色は補助的(よりわかりやすくするため)だという意識で作るのが良いのでしょうね。

    1. ロックダナンだなんだなさん,過去にはカラー印刷代が高いという切実な問題もありましたけどね。論文の線の区別って,破線,点線,一点鎖線くらいで打ち止めなので,あとは線の太さ変えるくらいしかないんですよね。

      1. まぁ、研究分野や図の目的などにも寄りますけど、学生時代に口答えしたら、一つの図にそもそもモノクロで描き切れないほどの情報を詰め込み過ぎたら伝わりにくいんだと指導教官から小言言われたことがありますね。ベトナムでは、カラーのプリンタが職場にないという切実な問題があります(笑)。

        1. 燃えるダナンロックだなんさん,それは僕もおそらく小言いいます(笑)。あれこれ文章で説明しないといけないような詰め込みすぎの図は,僕なら避けますね。せっかく,百聞は一見にしかずの図なんですから。カラープリンタって,インクジェットならお手頃価格なんですが,結局メーカーはインク代で取り返してるんですよねえ。そちらだと,本体は日本から持って行っても,インクが手に入らないかも。

  2. 即 ピーン!とこなかった私も猛省です。
    こういう気付きは大切ですね。
    これからも口を酸っぱくしつつ、後輩さんたちに
    伝え続けてください。

    1. ポージィさん,普通は気づかないことだと思うんですが,常識として知っておくべきでした。現代っ子の後輩にそれが響くかどうか,微妙なところではあります。

  3. 生物系では色(の微妙な違い)で勝負というところもあるのでなかなか難しい側面はあるのですが、人に伝えるという点では留意しないといけない部分ですね。今でもそうかどうかわかりませんが、化学科は化学反応を目で見た色の変化で追いかけることが必要であるということで色覚が正常であることが受験条件でした。測定技術が発達した今では目視に頼らなくてもよいのですけどね、前線では。ちなみに日本遺伝学会は色盲、色覚異常という言い方をやめ、色覚多様性という言葉を使うようになったようです。まあ、いわゆる差別用語的な響きではなくなったわけですが、多様性といわれると、お互いそれで幸せなんだから相手のことを気遣うこともないよね、てなニュアンスを感じてしまい、それはそれで違和感を感じなくもないです。そういえば、エクセルに入力する際に勝手に変換されるので、いくつかの遺伝子の名前を変えざるをなくなったというニュースが今日流れてきました。確かにオクト4とかマーチ1なんて名前の遺伝子がありますので、ゲイツくんの変換大王様の餌食になってしまいます。

    1. missssyさん,入力するときに引用符入れとけよ,ってあちこちでつっこまれてましたね。そもそもExelを使うという時点でこちらとは文化が違うなあと感じておりました。自分らなら,ベタテキストですかね。化学系の色の問題は,僕も学生のころに聞きましたが,いまはどうなんでしょう。たくさんのコンピュータ画面が並ぶ制御室の仕事も,色覚に問題がある人は就けないと言われていましたけど,今はそういうことはないでしょうね。

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