博士の役割を語るのじゃ

話し方で話者を想像させる,役割語というのがあります。「ばあさんや,わしの入れ歯はどこかのう」とか「おねげぇしますだ,おだいかんさま,わしらもう生きていけぇねですた」とか聞けば,まあそういう状況が分かるってやつです。僕の祖父が「どこかのう」なんて言うのは聞いたことないですけど。

これの博士版,博士の役割語と言えば,

そうなんじゃよ,おーきどくん

とかいうのが定番です。第一人称はもちろん「わし」。広島県民はみな博士。実際に「これはなんじゃ?!」なんて言う同業者は見たことありません。マンガの世界ですな。ふむ,じつにおもしろい。

実際の博士の喋り方は,ごく普通の会話の中に毒を少々という感じです。説明しよう!

「おもしろい結果でたね〜,でもどっか計算間違ってない?」

「その計算だったら僕が30年前にやったよ」

「それ,なんか意味あるの?」

「あの論文よかったね〜,でも結果ちょっとおかしいね」

「その結果はあの効果を考慮してないから意味ないよね」

「内容はともかく,英語がひどいねえ」

と次々と思い浮かんでくるのはどうしてなんじゃ。

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12 thoughts on “博士の役割を語るのじゃ”

  1. 打ちひしがれてる花が多いのは、雷雨のせいですか?
     
    固定観念でのセリフってありますね~
    イラストもそういうのありません?
    60歳代の人を表すようなイラストが、いまだに白髪頭の
    背中の丸まった男女で眼鏡をかけ杖を突き、女性はひっつめ
    お団子ヘアスタイルというのをよく見ます。
    そういう見かけの人、ほぼいないと思うんですけど。

    1. ポージィさん,なんだか打ちひしがれてますね。なんででしょう。疲れたのかも。
      昭和のマンガのおばあちゃんのイメージですね。最近ではいませんよね。典型的なステレオタイプです。試しに「60歳 イラスト」とか「おばあちゃん イラスト」で画像検索してみましたが,さすがに時世にあわせてきてるようです。磯野波平が54歳設定というのは驚きましたけど。

  2. うわ修羅場ですねい。
    毒盛りますねい。
    博士語って性格悪っ。
    くない?

    御茶ノ水博士がアトムに「お前はワシが譲り受けたんジャ」と言いますが時代が昔だからかのう?

    1. Chieさん,性格悪いのはどこにでもいるのじゃ。一瞬空気が凍りつくこともままありますのう。わしは凍らせたことは無いのじゃが。

  3. 「英語はともかく、内容がひどいねえ」というのもあります。アメリカ人の学生は自信たっぷりの流麗なプレゼンが得意な子たちが少なくないですけど、結果らしい結果がゼロという学会発表もしばしば。

    1. Hiroさん,アメリカの教育システムで育ってきたら,そうなりますもんね。あ〜あ,またか,自信たっぷりにゼロ内容をとくとくと喋るスタイル,そういうのが出てきたら聞くのをやめてパソコンでネットしてます。もちろん質問もしてあげません。

  4. 毒を舟盛りにしたい時には、「それが質問に対する答えだと思う理由を述べよ」ですかね、わたしの場合は。最近はドラゴン桜の故事に基づき、「君には魚を渡すことにした」かな。日本人相手だと日本語で話すってのも最後通牒としてありますが。

    1. missssyさん,うちの業界では,猛烈に間違ってるときに使える, not even wrongというフレーズがあります。これ言われると,だいたいそこで全ての時間が停止します。

      1. でも時間が止まるともういぢめられないじゃないですか。ゴキブリははいだしてきたところを叩くというフレーズがどっかにあったような。

        1. missssyさん,その件に関しては専門外なのですが,と前置きして油断させておいてから血祭りにあげるってのもありました。

  5. 博士といえば、のりまき博士。どんな博士語だったかは思い出せませんが、スランプだったことは覚えてます。 (海苔巻じゃないってことには今気がつきました。)

    1. Sanaeさん,則巻千兵衛と言えばむふふな本を読んでむふふしてる語しか思い浮かびません。やはり博士と言えばDr.マシリトのキャラメルマンです。

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