木星,交差するリズム

木星が夜空に明るく輝いていたのは先週のこと。ここ数日は曇り空で,星が見えずに残念です。いま接近している彗星も,今のところ期待薄。

G. Holstの「惑星」の一番人気はなんと言ってもJupiter,木星です。中間に流れる教会音楽のような部分 “I vow to thee, my country” は,日本語歌詞を付けて歌ってる方もおられましたね。こういうオーケストラの機能が発揮された曲は,ピアノ独奏編曲には向かないのですが,それでもいくつか編曲が出版されています。Holst自身は「編曲,まかりならん」と言ってた筈なんですけどね。

Jupiter冒頭,全音楽譜出版から出ている編曲です。この部分,ミソラという3音とラドレの3音がずれて重なるので,4小節目でようやく元に戻るというややこしい構成です。この編曲では右手と左手で,ミソラ,ラドレを弾くだけなので,回数さえ間違えなければ,さほど難しくはありません。

こちらはEverard Sigalという方の編曲。やはりミソラ,ラドレですが,右手が上がっていくので,最初やや混乱しがち。

そして元のスコアはどうなってるのかというと,第一・第二ヴァイオリンパートがそれぞれ2つに分けられ,

これを見ると,要するに全音のは第二ヴァイオリンを左右に振り分けており,Sigal版は一番上と一番下を弾いてることが分かります。

オケの楽譜そのまま弾けるかと思ったのですが,これは頭がこんぐらがります。頭の中も4等分して使う必要がありそう。

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8 thoughts on “木星,交差するリズム”

  1. 全音版はシンプルですけど、Aがところどころ連打になって少し弾きづらそうですね。スコアをそのまま弾けたら拍手喝采ものですけど、ホルンの旋律を乗せる心の余裕は残らなさそう。

    1. Hiroさん,鉛筆咥えて,ホルンの旋律を重ねるってのはどうでしょう。テレビに出られるかもしれません。いやゆーちゅーばーか。

  2. 平野レミと言うお料理タレントがいます。ご主人は昨年亡くなった和田誠。彼女が云うには「両親はドレミファからとって名前を付けたかった。だから私は平野ドレとか平野ミファとかなってったかも」。猫はバカだから楽譜が読めない。で、仕方なくヴォッエクとかアトモスフェールに走る。チャオチュール!ニャ〜〜ン。

    1. Misora雲雀nekoさん,平野ドラさんとか平野ミソさんだったら悪くないんじゃないでしょうか。そう言えば團伊玖磨だったか芥川也寸志だったか,シラミの歌ってありましたね。シラミ,シラミ,そらシラミ,どらどらシラミ,そらシラミ〜,みたいなやつ。

  3. モーツァルトは「ジュピター」の終楽章終結部で、
    ジュピター音型という楽譜を見ないとわからない遊び心を出したとか。

    モーツァルト本人 ドヤ顔。
    私とか素人 モーツァルトめんどくさ。

    1. Chieさん,楽譜見なくても,ドレファミだけなので分かりますよ。モーツァルトの曲では,小さな音形を凄まじい転調で繰り返していくパターンがよく出てきますが,その辺りはほとんど現代音楽になっています。

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