少々迷惑なStanding Ovation

地元高校のホールを使って開催される地元コンサートシリーズへ行ってまいりました。Horszowski Trioという若手の三重奏で,ピアニストは相沢吏江子という日本の方。ポーランドのピアニスト Horszowskiの名前を冠した三重奏団で,日本語ではホルショフスキと書かれていますが,あの国の名前です。本当は全く想像もつかない発音なんでしょう。

MendelssohnとSchumannのピアノ三重奏曲,それに現代曲をひとつ。Mendelssohnのは何度か聞いたことがあるはずなのですが,全く記憶に無し。例によって流麗に流れていき,終わったら,あれ,どんな曲だっけとなるような曲,と言ったら失礼か。

Schumannの三重奏曲第1番は時々聴いている曲で,良い曲なのですが,そこはやはりシューマンっぽいのでゴニョゴニョ。

さて今日の話題はコンサート評ではなくて別のこと。こんな田舎町でのコンサートのせいなのか分かりませんが,全曲終わると困ったことが起こります。それはスタンディングオベーション。

普通のコンサートなら,よほど大感動・大感激するような演奏に出会わない限り全聴衆が立ち上がって拍手することは滅多にありません。もっとも僕の経験は日本と欧州に限られるので,アメリカの一般の様子はちょっと分からない。

ともかくここでは,どんな演奏だろうがスタンディングオベーションしないといけないのがマナーかのようになっているのです。そりゃ演奏家さんたちには最大限の賛辞を送りたい。でも立ち上がってまで拍手したいっていう演奏はまずない。

問題はそれだけではないのです。こういうコンサートシリーズ,やはり客層の平均年齢は高い。そうなると立ち上がるのに難儀される年配の方々も多いのです。なのに前の座席が立ち上がっちゃうと,もうステージは見えない。

だからと言って立ち上がるなとも言えないし,なんだかモヤモヤした気分です。

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4 thoughts on “少々迷惑なStanding Ovation”

  1. そちらのスタンディングオベーションは習慣なんでしょうね。
    「王様と私」では盛大にやってましたミュージカルはそうなのかな?
    日本で嫌われてるのがフライングブラーヴォとフライング拍手です。
    「拍手は指揮者の手がおりるまでお控えください」って場内アナウンスがあったりしてます。
    とくにブルックナーの時は睨まれます。
    しーんと静まり返ったところまでが音楽ですもんね。

    終演してクロークが混むのが嫌で手元に荷物持ってる人が割といるからスタンディングオベーションなんかあったら荷物がドサドサ落ちますね。
    コンサートの広告が入ったあのビニール袋をドサッと落として睨まれる。
    飴の紙をカシャカシャいわせて睨まれる。
    こちらでは音にはかなり敏感です。

    1. Chieさん,舞台とかだとカーテンコールにスタンディングオベーションはよくみますね。コンサートでも演奏者は何度か拍手で呼び戻されますが,大体3,4回でしょうか。フライングブラヴォーは,一気に興ざめしてしまいますね。場内アナウンスで注意するっていうのも変な話ですが,指揮棒が下ろされるまでが演奏です。
      コンサート会場の前で配られる大量のちらし,もちろん良い宣伝にだし時々面白いコンサートを見つけることもできるのですが,いまだに紙媒体っていうのもなんだか無駄な気がしてなりません。

  2. クラシックのコンサートでもスタンディングオベーションが
    あるんですか。へぇ~
    いわゆるポピュラーミュージックのライブは、ほぼ立ちっ
    ぱなしがほとんどと聞いて、それだけでもう敬遠体勢の私。
    何で全員立ち上がって飛び跳ねこぶし振り上げノリノリで
    聴かなきゃならなきゃいけないの?とギモンです。
    でも、一緒になって立たないとステージなんて何にも見えなく
    なっちゃいますし、私の場合仕方なく立っても、やっぱり
    前の人たちの壁に阻まれて前が見えない可能性が大という
    問題もあります。

    1. ポージィさん,普通のコンサートで立ち上がって拍手ってまずないのですが,ここではとにかくスタンディングオベーションが基本になってるようです。僕は頑として立ち上がりませんけど。ポップスとかロックのライブだと椅子の意味ないですよね。みんなお行儀よく椅子に座って音楽鑑賞してると,ミュージシャンはやりにくいかも。それにしてもコンサートで2時間立ちっぱなしだなんて,僕にはもう無理ですねえ。

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