
同僚との話題が職場の図書館に及んだときのこと。あの地下に仕事で使える机があるんだとか。そう言えば昔,書庫に籠もってた際,そんな机で古い文献を調べていたことがあります。でも今どき古い論文は目の前のパソコンで全て見ることができ,書庫に用事はありません。
書庫へ入ったの? と尋ねたら,そういう用事では無く,単に仕事場所を探してたんだとか。書籍はもう置いてないんじゃないかと言います。
確かにかつて図書スペースだった場所の本は,何年も前に全て消滅し,共用のミーティングスペースへと変貌しています。文献も全て電子化されて,書庫と呼ばれるものはもう無いのかも。
大学に勤めていた頃,あのカビ臭い書庫は,ある意味非日常空間でした。今日は気合い入れて文献を集めるぞと,書庫に半日籠もり,興味ありそうな論文を片っ端からコピーしていました。
ちょっと疲れたら古い雑誌コーナーへ。昔の音楽関連,コンピュータ関連の雑誌記事をぱらぱらとめくるのも楽しいものです。でも今じゃそれもネットのどこかにある話。
書庫は英語でArchive。古い電子情報を保存するのもアーカイブ。同じと言えば同じですが,あのカビ臭さだけは失われてしまいました。








図書館に自分の用事で行ったのは学生時代に渋谷図書館ぐらい。
仕事では国会図書館や大宅文庫で必要な所をコピーしてもらいました。
国会図書館は自分で本を選び出せないというか、
膨大な国内外の出版物全部が蔵書になるそうで閉架書庫方式です。
防火のため地下はブースごとにシャッターが下りると聞きました。
新館は論文とかそっち方面なので入ったことはないです。
それにしても随分前の事で今はどうなっているやら。
ネットで手軽に調べる時代だけど、
ネットの情報にガセネタが混じってても私にはわかりません。
Chieさん,図書館で本を借りると,期限内に返却しないといけないというプレッシャーがありますね。僕も自分の用事で行ったのはずっとまえのことです。
あの噂の国会図書館に行かれてるんですか。確か,探検バクモンでみたことがありますが,図書館というよりは,うーんなんだろう。ネット情報がガセネタかどうかは,同じページにどんだけ広告が出てるかで分かります。
必要な論文が書庫まで行かないとみられないと分かったときは、散歩の良い口実ができて結構うれしかったものです。製本代の節約か何かの理由でやたらと分厚く製本されたものにあたると複写が大変でしたが)。実はその号が納入されてから開くのは自分が初めてではないか、とかそんなことを想像するのも楽しかったものです。いまはほとんどのものが電子版で読めるようになってしまったので、そういう息抜きもできなくなりましたが。。
現地委員さん,散歩ならいいんですが,僕の場合は車で30分かかりました。分厚い製本,ありましたねえ。一冊取り出すのが大変なやつ。さすがに自分が初めてかどうかの想像をしたことはありませんが,ついつい一番古い号というのを開いてみたくなりました。最近の息抜きは,ふっと部屋から消えて,遠くまでコーヒーを飲みに行くですかね。
その書庫に保管されていたたくさんの書籍や文献は
電子化された後どうなったのでしょうか。
パソコンで居ながらにして全部調べられるのは
ものすごく便利ですが、図書館や書庫特有の雰囲気や
においは捨てがたい気がします。
そんな風に感じるのは、図書館を度々利用したことがある
世代だけでしょうか。若者たちの中には図書館という場所に
足を踏み入れたことのない人もいるかもしれませんね。
そういう自分も、図書館にはもう長いこと足を運んで
いないのですけれど。
ポージィさん,僕も気になります。どうなったんでしょうね。処分されてしまったのかも。時代の流れでしょうか。図書館書庫の独特の香りは好きなのですが,あそこにいると必ずトイレに行きたくなる不思議。本屋さんでも報告されてますね。図書館どころか,本屋さんも減少傾向で,とくにこちらじゃもう本屋さんなんてありません。日本に帰ったときに大型書店に行くと,ちょっとした幸せを感じます。
論文コピーするときはA4にあわせるように微妙に拡大したり縮小したり、しかも製本の大きさが様々なのでジャーナルごとに最適倍率を覚えて使い分けてたり。今はその手間がなくなってすごく楽になりましたが、ダウンロードしてみたものの読まずに忘れてしまう論文も増えました。コピーして綴じてみたいな「儀式」があった頃は、とりあえずざっと目は通してたんですけど。
最近は、これ面白そうと入手したPDFを保存しようとしたら、同じ論文が既にフォルダにあったりとか。これは単に歳のせいか。
Hiroさん,そういや縮尺の微調整,してましたね。角をあわせて倍率112%にするとぴったりとか。同僚の中にはダウンロードしたPDFをきれいに分類して保存してる人もいますが,僕はしばしデスクトップに置いておいて,適当にななめ読みしたらゴミ箱行きです。必要になればまたダウンロードしたらいいやと。これなら重複して保存し,ショックを受けることもないでしょう。
なつかしい。。112%だったか115%だったかそのあたりの倍率でコピーする雑誌、ありましたね~。あと慌ててコピーして研究室に持ち帰ってから見ると端が切れてるのが1ページだけあって、また図書館に戻るとか。。
現地委員さん,端が切れてしまうこともありましたね。僕は諦めてました。ちょっとくらいなら,想像で脳内補完するとか。
件の青木まりこ現象は本がなくなった図書館図書室でもおきるのでしょうか?
missssyさん,青木まりこ現象は,おそらく書籍から発する化学物質との相互作用だと思われますので,無図書図書館では起こらないと考えられます。それに変わって加賀まりこ現象の可能性が指摘されています。