盗まれた文章を発見する

昨日に引き続き,作文の話題。

書きかけの仮原稿を編集者に送っておきました。完成度70%程度のものですが,まあ進捗状況報告です。まだ詳細に内容をチェックする段階ではないのですが,彼からちょっとびっくりするコメントが戻ってきました。

○章は他の論文のコピペ」

共著者から送られてきた部分で,特に深く考えもせずに原稿に組み込んでいたものです。まさかとは思いながらも,指摘された元論文を読んでみたら,最初の方の文章が一語一句同じ。途中から少々変わっておりますが,これは剽窃嫌疑をかけられても言い逃れできない。

書き直すのも面倒だったので,その部分はざっくりと削除したのですが,投稿前に発見してもらって助かりました。

剽窃,英語ではplagiarismと言います。「ありま〜す細胞」の人ですっかり有名になり,最近ではとみに厳しくなりました。出版社もこれには神経を尖らせており,コピペ検出ソフトウェアなんてものも開発されているほど。

さて,件の部分は削除したものの,同じ人が書いた別の部分が残っています。こっちもあやしいのかも。どうしたものやら。

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「盗まれた文章を発見する」への6件のフィードバック

  1. うちの大学では何年か前から、博士論文提出のとき剽窃チェックソフトをかけコピペがないことを立証するのが義務化されました。論文誌でも、投稿原稿に半自動的にチェックがかかってEditorが確認するフローが普及してきましたね。自分がEditor担当した中でも微妙な案件があって、Review前に著者に書き直しを依頼したこともあります。
    割烹着の彼女のような極端な例はともかく、イントロとか手法とかで他人の文章を借用することに意識の低い人はちらほらいます。それが共著者だと、付き合いもある反面自分の責任問題にもなりかねないし、なかなか厄介ですね。

    1. Hiroさん,最近じゃ自動的にチェックされるんですが,下手すると自分が過去に書いたレポートとかがコピペ元にでちゃったりして困ります。僕が査読した論文には,かんっぺきに二重投稿ってのが二度ほどありました(笑)。
      イントロって勉強したかどうか一番出るところなので,そこをコピペするってことはかなりズルしてますよね。文献参照無しにイントロが書けるようになったら一人前と誰かが言ってましたが,ほんとうにそうだと思います。
      ちなみに,言ったのは僕ですけど。

  2. 読みはヒョウセツでいいんでしょうか。
    始めて見る言葉です。盗用の意味?
    チェックできるソフトを使ったにしろ編集者さんありがとうですね。
    科学者とか研究者ってズルしない人々だと思っていました。
    共著者のかたを見る目が変っちゃいますね。
    恥かしいのはその人だけど。

    1. Chieさん,はいひょうせつです。ヒョウ柄は関西のおばちゃんです。普通の書籍でも,そっくりそのまま他の文章をパクってるときに使いますよ。ズルする人はどこの世界にもおります。どっかに出した論文を,別のところにも出すとか。今じゃまず不可能になりましたけど,昔はやる人おりました。まあ今回の場合はズルとかいう意識もなくやっちゃったっぽいですけど。

  3. 剽窃 私も初めて見たような。
    意味をググったら…盗用とはちょっと違うのですね。
    誰それの文献より引用 といった但し書きを付ければ
    剽窃や盗用にはならない?
    いろんな文献を参考に勉強したとして、
    それらを何も見ずに自分のオリジナル文章をさらさらと
    書けるようになって初めて、自分の身になったという
    ことになるのかな。

    1. ポージィさん,引用は元の著者にきちんとクレジットしているので剽窃にはなりません。とは言え,あまり度が過ぎる引用は問題ですけど。他の文献は勿論参照しますが,ちゃんと分かってれば自分の言葉で書けるはずなんですよね。

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