ウィーンだからピアノ

週末,ウィーンにある古楽器博物館へ行ってきました。実際には古楽器だけでなく,鎧や武器の展示もあるのですが,そっちはつまんないのでパス。古楽器だけで十分元が取れるほどの展示です。

古いチェンバロに並べてレプリカも置いてあり,そちらは機会が合えば弾いてもよいようなのですが,残念ながらこの日は「触れるべからず」の表示。

チェンバロのような場所を取る楽器は,広い家に住める人々のものでしょうか。一方で気軽に家庭で楽しめるクラヴィコードもあります。

弦を金属片で叩いて音を鳴らす構造なので,とても小さな音しか出ません。チェンバロ,クラヴィコード,ピアノの構造を学べるサンプルも置いてあり,それらは実際に音を出すことができました。

これは . . . スピネットなのかな。ちゃんと名前を確認せずに写真だけ撮ってたもので。小型のチェンバロだと思います。

そして近代のグランドピアノ。ここまで来ると現行のものと変わりありません。もちろんBösendorferです。ウィーンなので。G. Mahlerが所有していたものなんだとか。

そんなBösendorferも,近代化を目指すと,

ちょっとこれはどうなのかなという方向をさまよってしまうようです。

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「ウィーンだからピアノ」への10件のフィードバック

  1. むか~しから鍵盤楽器が発展してきたのだなぁと
    感じますね。形は大小の差こそあれ皆グランドピアノ
    みたいなのに(中には家具か?っていうのもありますが)
    音を鳴らす仕組みが全然違うのですね。
    素人は、金属片で弦を叩くのとフェルトのハンマーで
    叩くのとで、何故にそんなに音の大きさが違うの?と
    思ってしまいます。
    ラストの近代的なのは、低音と高音を弾いたら
    ひっくり返っちゃうんじゃないかと心配になります。

    1. ポージィさん,この博物館は鍵盤楽器の変遷がよくわかって楽しいです。一つの展示室にあまりに時間をかけすぎて,全然先に進みませんでした。音の出る機構は,単に弦を叩くだけとはいえ,全く異なってるんです。大音量と広音域への飽くなき挑戦だったんでしょうね。
      このこけちゃいそうなピアノも驚きですが,前衛的なデザインのピアノのあれこれ,どこに置くんだろうというのもたくさんあります。

  2. ベーゼンドルファーの次世代型は、鍵盤が宙に浮いているタイプと思います。さらに進化すると、構造すら消失しピアノの精神だけが空間に漂うスターチャイルドモデルになるでしょう。

  3. 二枚目の足が、
    不思議な位置に左右対称じゃなくついてて、
    左奥が見えたくて顔が左の方へ・・・
    すると最後のは、なんと!一本足?
    これも中心で支えてない?
    またまた顔が左の方へ・・

    1. Chieさん,チェンバロってペダルは無いので,土台は基本的に上の箱を乗せてるだけなんですよね。一番下のやつは,ペダル部分への圧力が高そうで,床が凹むんじゃないかと思います。

  4. Chieさん、それとなりの楽器の足。影をみると二つの楽器の間に距離があることがわかります。それより、最後のは3本足と見ましたが、はてさて正解は?

  5. 箱型の小型のチェンバロはいわゆる「ヴァージナル」ですかね。スピネットは場所をとらないので移動にも便利ですね。学生時代、いよいよ人手が足りないときは足を外して一人で軽自動車に積み込んでいました。いまから思えばよくやっていたな~というところですが。

    1. 現地委員さん,ヴァージナルですか。さっそくググってみました。なるほど,南野陽子のセカンド・アルバムでしたか。
      スピネット程度のサイズのものなら,遊び用にちょっと欲しいと思うのですが,やっぱりこういった木工作品って高いです。

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