あいうえお順ではない

業界にもよりますが,論文を連名で出すとき,一番最初の著者(First Author)がその仕事の最大功労者という暗黙の了解があります。二番目三番目と進むにつれ貢献度が減ってくるのはともかく,一番最後の名前は大御所だったりするので,ちょっとややこしい。

最近は少なくなったのですが,公平を期すために著者をアルファベット順に並べることもあります。有名なものが1948年のアルファ・ベータ・ガンマ理論で,Alpher, Bethe, Gamowの三名が共著でPhysical Reviewに出した論文。AlpherとGamowが,語呂合わせするためにBetheを著者に入れてαβγにしたという曰く付きのもの。

そんな古き良き時代は去り,First Authorを取って一人前みたいな時代ですが,先日,あえてアルファベット順を採用する論文を執筆しました。著者順をどうするかという話になったとき,僕が「アルファベット順でいいよ」と提案して採用。ちなみにその順序だと僕が一番最後になりますが,大御所ではありません。

さて話変わって,日本人三名で書いた報告書。僕が取りまとめて編集さんに提出しておいたら,問い合わせが来ました。著者順序はどうなってるの?

アルファベット順でないし,あいうえお順でもない。歳の順でもなければ,身長順でも(多分)ない

かなり頑張って理由を考えたのですが,思い当たりません。じゃあどうしてその順序になったのか。

答えは「適当に並べた」。はい,なんも考えておりませんでした。日本語だし,会議レポートだし。強いて言うなら,メールアドレスがアルファベット順。

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「あいうえお順ではない」への8件のフィードバック

  1. 論文と一緒にしてはおそれ多いのですが、
    TVの名前順も役者さんから苦情が出るので工夫が要ります。
    偉い人(主役)が一番上に出て、
    順に下がって行き、行をあけて偉い俳優。
    大御所さんの扱いは行を開けて特別出演とか書かれます。
    いちいち行を開けるところがミソなんでしょうね。
    くっついていてはダメなんですかね。

    1. Chieさん,行が開いてると目立ちますからね。大御所はやっぱり最後にどーんと。友情出演なんて書かれてることもあるのですが,あれはギャラ無しで出てあげましたよってことなんでしょうか。まさかね。

  2. 名寄せとでもいうのでしょうか?ひたすらに「あいうえお順」その中に「あいうえお順」そしてまたその中に「あいうえお順」そして更にその中に、、、、ひたすら終わるまで続けていく、アレです。アルファベットにも同じようなものがあるんでしょうか?長いお名前の方は大変ですね。メールアドレスがアルファベット順とは!?名前より早く作業が終わりそうですね。

    1. いたずらリスさん,メールアドレスはユニークなので,これを使って個人確定するのが確実なのですが,問題は転職とかでアドレスが変わることですかね。変えなくても良いように,生涯使えるアドレスを提供している学会もあります。僕も使うことがあるのですが,それだと所属が分からないという欠点もあります。

  3. 著者のうちLiLAさん以外のお二人は腰が重そうで、今回の記事はLiLAさんのとりまとめがなければ陽の目を見なかったと思います。そんなこともあり、LiLAさんの名前が3番目なのにちょっとおどろきました。何はともあれご投稿ありがとうございました。

    1. 編集委員さん,多分最初に書き始めたとき,誰がどれだけ書くかなど考えずに枠だけ作って,その枠が最後まで残ったというのが真相ですね。でもメールアドレス順ということにしておきますか。

  4. う~ん、いちばんの功労者の名前はちゃんと
    目立たせてあげたいし、でも大御所の顔も立てないと‥
    色々考えていると面倒になりますね。
    いっそ、〇(円)に名前を連ねて、真ん中でくるくる
    回るようにするというのはいかがでしょう?

    1. ポージィさん,くるくる回して,一回転ごとにお経を全部唱えたのと同じ効果ってやつですね。それなら大御所だって顔が立つでしょう。いや,目を回すでしょう。

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