マタイ受難曲をピアノで弾いてみる

Jadassohn版
Bagge版

週末ながらも溜まった仕事を片付けようと,昼間からずっとパソコンで和文英文の作文しています。こういうときのBGMに便利なのは長い曲。CD一枚で終わると,次を選択するたびに,仕事が一旦中断しますので,数枚組の何か。今日選んだのはJ.S. BachのMatthäus-Passionマタイ受難曲。

正座して聴くような高尚な曲をBGMにしてよいのかというのはさて措き,うっかりスコアを開いたもんだから仕事中断どころじゃなくなった。3時間以上,楽譜とにらめっこ。そのうちスコアだけでは飽き足らず,ピアノ編曲版をネットから落としてきてしまい,もう仕事になりません

マタイ全曲を編曲したものに,Peters出版のJadassohn編曲と,Breitkopf出版のBagge編曲がありました。但し,Jadassohn版はレチタティーヴォが全て省かれていますので,かなり短くなっています。一方Bagge版は完全全曲版,さらに歌詞も書かれていますので,弾き語りできないこともない。

編曲そのものは,Jadassohn版のほうが弾きやすく書かれています。上の合唱の部分のように,Bagge版には指が届かない10度音程が出てきますが,Jadassohn版はテノールをオクターブ上げてこれを解消。

さらに全体的にBaggeは派手。終結合唱,Jadassohnに比べてBaggeは音量も増強され,劇的に曲を結びます。

Jadassohn版
Bagge

あれ,Jadassohn版,3小節目の和音が違ってる。

Facebooktwittergoogle_plustumblrmailFacebooktwittergoogle_plustumblrmail

「マタイ受難曲をピアノで弾いてみる」への6件のフィードバック

  1. David frayなら「イタリア風に~~!」と言うんでしょうか。
    はやり邪道でしょうか。
    聴いてみたいです。

    1. Chieさん,イタリア風マタイ,それはちょっと邪道と言いたいところですが,ほんとはもっと気楽に聴いてよいはずなんですけどね。

  2. 何の作文かは分かりませんがごくろうさまです。こういうピアノ編曲譜は合唱団の練習に重宝されているのかも知れませんね。コラールの譜面の編曲、フェルマータの後の最初のアルトのレを一音だけを一オクターブあげる、という解決もありそうですね。昨年末に帰国したうちの邦人職員の一人はコンツェルトハウスの合唱団のオーディションにパスしてこういうのをしょっちゅう歌ってたそうです。

    1. 現地委員さん,僕もBagge版は合唱練習用かなと思いました。もう一方のJadassohn版はレシタティーヴォをばっさりと省くなど,完璧に趣味用に徹してるようです。でもこれに歌詞があったらよかったんですけどね。邦人職員がコンツェルトハウスの合唱団ですか。そりゃまた趣味の域を越えてますね。もともと合唱をやってたんですかね。

  3. すっごいBGMですね!2番目の引用は終曲だしすぐ思い出せたけど、最初の引用はハテどこにあった曲だった??。23時を過ぎてたけど、思い出さないうちは寝られないモードに。腕まくりしてテキストを読み(ちゅうか単に見)始めたら、なんだ3曲目。管理人さんの優しいご配慮。でもこのコラール、終わりまでに何回か出てくるんですよね。そして終曲の管弦楽、編曲によって随分違ってくるのにびっくり!ケッキョク、ゼンキョク聞けって管理人さんのご託宣と受け止めました。

    1. Gonnekoさん,畏れ多いBGMですが,荘厳な文章が書けるような気がします。最初のコラールはHerzliebster Jesuですね。何度か出てきますので,Jedessohn版では,以後ざっくり省略されております。マタイ受難曲と言えば,すすり泣きが聞こえる録音が有名なんですが,あれはまだ一度も聴いたことありません。古い録音です。さすがにいまさらCDを買う気にもなれませんし。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください