フーガの技法を始めよう

J.S. Bachの大作,Die Kunst der Fuge,フーガの技法。少々とっつきにくくもあり,最高傑作なる名声も聞こえ,長年苦手でした。リタイアしてサンデー毎日な日々になったらじっくり取り組んでみようと先送りしていたら,昨年末,ひょんなことからこの曲に縁ができてしまい,ならばと真面目に聴(弾)き始めました。

以前からCzerny版の楽譜は持っていたのですが,真面目に取り組むにはと,ウィーンのDoblingerでHenle原典版を購入。GouldのCDしか持ってなかったので,改めてEmerson SQによる弦楽四重奏演奏と,Angela Hewittによるピアノ演奏のCDを購入。CDは今日届いたばかりなので,今夜(深夜)じっくりと聴く予定。

Gould版を聴きながら楽譜を追っかけたことも何度かあるのですが,最後まで集中力が続かずに諦めました。最後のフーガにある有名なBACHのテーマが最初に出てくる所がずっと分からないまま,今日まで生きてきたわけです。

この部分,Helneはそっけなくそのまま楽譜が続くだけですが,Czerny版は親切にもBACHの書き込みがしてあります。Henleの譜面に手書きでBACHを書き込み,改めて最初から演奏してみて,ようやくこの有名な箇所を聞き分けられるようになりました。

BACHが登場する193小節目から1ページ,フーガは未完のまま唐突に終わってしまいます。自筆譜では239小節まで続きますが,Czerny版は233小節まで。Gouldの演奏も,ここでぷっつりと終わりますが,自筆譜よりもこちらのほうが,ぷっつり感が良いような。

Facebooktwittergoogle_plustumblrmailFacebooktwittergoogle_plustumblrmail

「フーガの技法を始めよう」への14件のフィードバック

  1. フーガの技法、銀座のヤマハとかで譜面をパラパラめくっては、結局手を出す勇気が出なくて棚に戻す、を繰り返してきました。未だに買ってません。

    小学生がピアニカとアコーディオンで演奏している動画にびっくりしたことがあります。
    https://www.youtube.com/watch?v=_qcb6YL41Ds
    これをやらせる先生もなかなかですが、ちゃんと美しく響くところがBachの懐の深さかも。

    1. Hiroさん,こりゃまたすごいですね。よくまあこんな曲を選んだものです。ピアニカの音域でなんとかなるんだ。iPhoneのガレージバンド使って,4人で演奏とかもできるかも。

      1. 小学生にピアニカとアコーディオンで演奏させたフーガの技法、おどろきました。綺麗に響いてますね。この演奏を企画した先生に脱帽。。

        1. 現地委員さん,早速ピアニカを調達しましょう。いや,リコーダーなら小学生の頃のがまだあるかも。それにしてもこの先生,何者でしょうね。よりにもよって,この曲を選ぶとは。

  2. 私は楽器を弾けないので、
    この美しい響きの曲がそんなに難しいとは夢にも思わなかった。
    バッハはどんな曲も飛び交う二羽の蝶々のようだと思います。
    左手と右手の蝶々です。
    小さい頃好きになったG線上のアリアが初バッハです。

    1. Chieさん,右手と左手の蝶々ならまだよいのですが,右手に二匹,左にも二匹,同時に飛び交わせる必要があるので,頭の中が混線します。ちゃんと2つの手で4つの旋律を弾けるように書かれてるところが,またすごいんです。弾くのは大変ですが。

    1. Chieさん,音楽の捧げもののリチェルカーレでは,6つの旋律を同時に弾きます。でも鍵盤楽器でやったら,たいてい音のお団子になります。

  3. 私が最初に買ったのもCzerny版で、その楽譜を久々に開けてみました。確かに未完のフーガは233小節で切れてますね。そのページに残りの小節を私が手書きした紙切れが挟まれているのを発見(笑)。

      1. いえあの書き込みはコピーされてませんでしたね。最近の研究成果がちゃんと反映されているようです。

        1. ベルリンの楽器博物館には様々な楽器がありましたが、特に印象深かったのがバイオリンと鍵盤楽器でした。中にはモーツアルトが弾いたピアノもありました。バイオリンも桁違いのものまで展示してありました。でも、すぐに思い出したのが、現地委員さんお持ちのチェンバロです。いい楽器をお持ちですね。音が今にでも出て来そうでした。調律とか大変そうですが、いつまでも大切に。

          1. いたずらリスさん,現代のチェンバロでも,凝った装飾のものなどがあって,見るからに貴族のサロンにふさわしい楽器だと思います。現地委員が貴族かどうかは知りませんが,彼が左大臣になった経歴はなかったと思われます。

        2. 現地委員さん,なるほど最近の研究成果を先取りしておられましたか。この曲の終結を書くには,この余白はあまりに狭すぎる,と書いておくのもよいかもしれません。

現地委員 にコメントする コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください