いらいらの種の論文

フランス人の書いた論文原稿を読んでいると,ちょっと珍しい英単語が出てきました.

vex

自分の英語人生でこの単語が実際に使われているのを見たのは初めてです.調べてみると,少々古い表現で,次第に使われなくなっているらしい.

単語そのものは知っていました.それはVexationsヴェクサシオンというフランス語の単語.意味は「癪の種」.Erik Satieのピアノ曲,1分ほどの短い曲なのに,それを840回繰り返せという指示のある,変な曲です.

vexは,おそらくは現Frenchで普通に使われている単語なのかもしれません.でもあんまし一般的な単語じゃないので,annoyに書き直しとき,と伝えておきました.

そしてその後,サティのヴェクサシオンがずっと頭の中で鳴り続けております.あの論文を読んだばっかりに...そろそろ800回.あと40回か...

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「いらいらの種の論文」への6件のフィードバック

  1. すきっ腹で疲れてるんです・・・
    サティのヴェクサシオンいま聞いてます。
    1時間もあるのかー。
    めまいは演奏のせいかな?
    あと40回?LiLAさん大丈夫?

    1. Chieさん,1時間では終わりませんよ.14時間はかかるはずです.なので,その演奏をあと14回繰り返し聞いてください.

  2. 文章が分かりづらくてVexingって査読で言われたことありますよ。しかも書いたのは(米国在住の)日本人。外国人だけが使いたくなる英単語なのかも。
    ラデツキーマーチとか840回聞いたら、脳内革命が起こって何でもポジティブ思考できるようになるかもしれません。

    1. Hiroさん,査読にVexingって書かれたらかなりイラっときますね.annoyingと違って,なんかもっと「イラつく」なニュアンスありますし.そんな査読戻ってきたら,喧嘩売ってんかよって思っちゃいます.
      僕はMahlerの9番のなら生涯ですでに840回以上聴いた自信がありますが,いまんとこ,あっちの世界へは足を踏み入れておりません.
      それはそうと,査読レポート書いた人がわかっちゃうんだ.

  3. 840回!? そんな曲があるんですね。
    1分の短い曲だからこそ耳にも残りそう。
    でもいくら耳を塞ぎたいからって
    地面の中に頭突っ込まなくても。
    そもそも、頭の中で鳴り続けるものは、
    耳を塞いでも止まりませんね。
    数日前たまたま石川さゆりさんの「天城越え」を
    聴いたら、以来頭の中でずっと流れています。
    いいかげんあきたんですけど…

    1. ポージィさん,まあ要するに冗談みたいな音楽なんですけど,最初に思いついたもん勝ちというやつです.この人の他の曲には,「永久に繰り返せ」っていうのもありますが,そちらはまだ実際に演奏されたのを見たことはありません.
      頭の中で鳴り続ける音は,ほんっとに困ります.それを止める方法というのがどっかにあったんですが...

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