金取ってくるときゃ一致団結

新しい予算申請に先月半ばからかかりっきりで,ようやく今日,申請書を提出し終えました.かなり大型の予算で,あちらこちらで権謀術数蠢く楽しい経験でしたが,さすがにそんな話は書けない.もちろんこれは「競争的資金」であって,出したからって貰えるわけじゃありません.あとは神のみぞ知る(ほんとはちょっと知ってるんだけど).

こういう機会があると,同じ職場からも10人くらい同時に飛びつきます.職場の事務は慣れたもので,即座に事務担当者を割り振り,実際に役所と手続きをする人や予算を組む人が伝えられ,僕たちの役割は作文のみ.あとはもうアメリカンな乗り,Hey LiLA! みたいなメールが,会ったことも無い相手と飛び交うわけです.

しかもあちらはその類のプロ.僕たちが真面目に申請要項なんて読まないことは百も承知.さあ書き上げたぞとファイルを提出すれば,

「この項目ね,10個までって決まってる
だの
「こことここ,数字が違ってる
だの,優しく厳しい指摘がやってきます.

ただ,日本の事務と根本的に違うのは,書式については何もいわない.全体は11ptにしてくださいとか,Times-Romanで書いてくださいとか,ページの左右は2.5cmの空白を入れてくださいとか.そもそもそんな書式の決まり,どこにも見当たりません.あるのはページ制限のみ.ここら辺が日本との最大の違いか.

Facebooktwittergoogle_plustumblrmailFacebooktwittergoogle_plustumblrmail

「金取ってくるときゃ一致団結」への17件のフィードバック

  1. 我々の分野は(NIHに出すときは、ということですが)11ポイント以上、余白は上下左右0.5インチ、それとページ制限です。で、どうしても足らないときはどうするか。まずはパラグラフ間の距離を縮めます。次に一単語減らせば一行減らせるような文章を見つけて、英語を短くする工夫をします。さらには図の位置を上下させて、本文の行数が最低値となる場所を探します。日本語ですとマス目があるので図を動かしても全体長は変わりませんが、英語は単語の長さが違うので、ちょっと図を動かすとあら不思議、2行くらい変わることがあります。それでもダメなときは、図の端っこを0.5インチの制限からほんのちょっとはみ出させて行数をかせぎます。いよいよのときは本文の行間をパラグラフフォーマット機能を使って圧縮します。コンマ1ポイント単位で圧縮できるので、ぎりぎり見苦しくないところまで行数をかせぎます。サイエンスじゃないところでここまで苦労してあっさり「だめ」といわれると諸行無常の悟りの境地に達します。

    1. missssyさん,それはまた細かい努力をなさってるんですね.僕なんてどうやって申請書ページ稼ごうがと,逆パターンなんですけど.図を大きくするとか,セクションのタイトル文字を大きくするとか.一番効率良いのは,ちょっと関係ありげな無さげな図を突っ込むところでしょうか.
      でもこればかりはギャンブル,どうなるかはさっぱり分かりませんもんねぇ.苦労の割には,効率悪いです.

  2. よくわかんないんだけど、
    「優しく厳しい指摘」をよこす担当者の根気強さがすごいです。
    「あーーもう、ちゃんと読んでないんだから」とか
    「数字の確認ぐらいしてから出しなさいよ、もう」とか、
    私ならモウモウ牛さんになると思う。

    1. chie さん、それ仕事なんです、そういう特殊任務を持って雇われている人たちの。そしてそういう特殊任務ってのが専門職として確立されているのが洋の東西の大きな違いの一つだったりします。仕事が一段落すると内部評価書が回ってきて、何回もうもういわれたか、理不尽なもうもうはなかったか、もうもう言いたいがために特殊任務にしがみついているものはいないか、などなどアマゾンレビューや食べログも真っ青の評価を下すことになっていますので、カスタマーサービス最低のアメリカでも、ここだけは別世界です。

      1. 会話の中でもーもーは良くやってます。
        この人と喋ると5もーもー
        こっちの人は胸の内で10もーもー
        笑ってもーもー
        うんざりもーもー
        呆れてもーもーもー
        最後通達はもーにやだ!が付いたりして。

        1. そういえば、以前、もうもうさんという名前の学生さんがいました。今は獣医になってもーもーさんを相手に奮闘しています。この前ユーチューブデビューし、牛や馬の前で踊ってました。わたしの研究室にいたころは歌って踊れる研究者になれと指導していましたので、嬉しい限りです。

          1. missssy 先生
            「踊る獣医師」で小森谷薫さんてかたが出ました。
            ベリーダンスを踊る美人でした。
            もうもうさんじゃなかったから違うかな。
            牛や馬もいなかったしなー。

            1. chie さん、もうもうさんの踊る獣医師はこちらで見れます。
              https://www.youtube.com/watch?v=u7cnxadfu8Q
              卒業直前だったので、ベット(獣医師)ではなくベトリオットという言い方をしています。教授さんたちも一緒に踊っているところがアメリカですな。

              1. missssy 先生
                見ました!
                獣医さんの先入観が崩れましたが楽しいですね。
                次回は是非missssy 先生も踊ってください。
                これぐらいの踊りなら先生でもいけます!

                1. chie さん、お楽しみいただけたようでなによりです。不肖わたくしめ、大学一年の時にミスターキャンパスコンテストでグランプリを獲得しております。翌年は次点でしたが。

    2. Chieさん,担当者さんはほんとうに我慢強くチェックしてくれます.もうもう牛さん化してること請け合いです.きっとこの数週間,夜の酒の量も増えてることでしょう.だって数字の確認なんて面倒なんだもん.

      1. 数字の確認で小学校の算数の検算を思い出しました。
        必ずちゃんとやりなさいと言われたけど、
        答えが合ってると何か損した気がしました。

  3. 政府機関に提出する書類、特に最初と最後が肝心。私もやらせていただいた経験者です。でも自慢ではないですが、私の準備したKING Fileが何故か気に入られ、いつの時代までか、以後このようにして提出するようにとお役人様からお達しが出たと話を聞かされました。今はもう変わってますでしょうけど。missssyさんと管理人様のお話を読んで懐かしく思いました。
    ところで、各国の紙幣集めて何処かに並べているんですか?私もOL時代やってました。それをみた人たちがまだ貼られていないお札を置いていってくれて、助かりました⁈なんのこっちゃ、今も私の手元にあります。もう使われていないのもあります。捨てられませんよね。それにしてもかなりの枚数になりそうですね!

    1. いたずらリスさん,そういえば書類フォルダを毎年必ず同じものにする人がおりました.書棚に並べると,見栄えが良いんだそうです.日本の文具って,長年デザインを変えない定番モノがありますもんね.
      先日日本であった会議で,日本がそんなに安全というのなら実験してやろうと,目立つところに200円置いていった外人さんがいたそうです.
      翌日,その硬貨がまだあるかどうか確認したところ,300円に増えていたそうです.

  4. missssy 先生!
    それはつまり「イケメンコンテスト グランプリ」に輝いたってことですね。うわーうわー。

    1. chie さん、確かにあのころはイケメンでしたけど(当社比)、コンテストの方は歌って踊って、大食い競争したり、体力勝負をしたり、いろいろやりました。大食い競争で他者をぶっちぎりだったことが優勝に大きく貢献したといわれています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください