合衆国政府予算関係のゴタゴタが一段落したおかげで,海外出張の途中打ち切りという最悪の事態は免れました.でも問題を先送りにしただけ.また来月同じゴタゴタが繰り返されるのでしょう.
アメリカの問題が片付いたと思ったら,今度はパリ.長く続く雨のせいでセーヌ川が氾濫寸前なんだとか.そう言えば駅のプラットフォームに水が溢れていました.そして今日,無慈悲なアナウンス,明日から一部区間で電車運転見合わせ.その一部区間がもろに自分の乗ってる場所にヒットしてます.
仕事に行けなくなるかな.ま,でもとりあえず僕の嘗てのポスドク(フランス弟子)が夕食行こうと言うので,面倒なことは忘れてフレンチディナー.
パリの問題はカロリー過多になりがちなことです.アメリカに戻ってから10kmほどジョギングして消費しないといけません.
到着したのはすごく小さなレストラン,しかも知らなければ絶対に分からないような路地にあります.英語のメニューなんてなく,料理の説明も全てホトケ言葉.
それでも頑張ってメニューを読んでると,店主と弟子が何やら話しています.豚肉は食えるか?

何だろうと思ったら,パリで作ったハムとのこと.気を利かせて全員分注文したのかと思ったら,なんと何もしてない,店主が勝手に持ってきたんだって.サービスかな.
そしてさらに何やらスペシャルがあるらしい.それは舌平目.でも驚いたことに,4人で分け合っても良いなんて言ってます.どんなサイズなんだと聞いたら,実物持って来ましたよ.
巨大! 写真を撮り忘れたのが返す返す残念ですが,全長かるく50cmは越えています.もう今夜はこれに決定.

サーブされる前に厨房で切り分けられてしまったので,元のサイズは想像は想像しにくいのですが,これで1/8サイズ.溶かしバターをかけて召し上がります.
舌平目で十分な量だったのですが,パリのレストランとなるとやっぱりデザートが出る.パリレストランは初めてのM君が隣のテーブルを指差し「あれは何?」
そしたらそのテーブルのおっちゃんら,英語で返してきましたよ.「これは千枚シートだ」

おわかりでしょうか.ミルフィーユです.元の意味は1000枚葉っぱだったと思うのですが,そのおっちゃん,猛烈にこれを勧めてくるのです.この店のデザートはこれだって.
いや確かにこのミルフィーユは美味しかった.しっかり全部食べてしまいました.帰国後のジョギングが20kmへと延長された瞬間でした.
フランス弟子に「よくこんな良い店知ってたね」と聞いたら,「自分も初めて来たんですよ.ネットの評判良かったから」
パリに住んでるからと言って,パリを知り尽くしてる訳じゃない.








確かにどれも無性においしそうですね。今年秋にまたパリに一月ほど滞在を企んでいるので、行ってみます(最初の写真に写っている店ですよね?ググったらすぐ見つかりました)。
Hiroさん,Chez Marcelというお店です.是非とも行ってみてください.パリにしては珍しく対応もすごく良いですよ.Luxemburgからすぐのところです.
千枚シート(笑)。なら、京都の千枚漬けもミルフィーユなのかも。
ところで、お店のおっちゃんがカウンターの中で持ってる(?)絵文字の顔みたいなのは何じゃらほい?
Sanaeさん,千枚漬けもミルフィーユと申せましょう.あの黄色いのは,サッカーボールみたいですけど置物かな,ほい.
ビストロってかんじのくつろげる店ですね。
自家製ハムの向こうの自家製サラミ薄切り(たぶん)が、
敷物からはみ出てるのが気になるったらありません。
舌平目の50㎝ものなんてあるんですか?!
長細だからどの部分が自分の皿に来るのかドキドキする瞬間。
ミルフィーユは大好物です。
ただパイの部分にサクッとナイフを入れるのが至難の業。
結局ぐっちゃぐちゃになっちゃうんだもーーーん。
Chieさん,パリにはこういう小さなレストランがぽちぽちとあって,そういうを見つけるのも楽しみです.もっとも地元の人ばかりだし,英語は通じませんけど.
巨大舌平目は,そういう風に英語で言ってましたけど,ほんとは普通のヒラメかカレイじゃないのかなと.でもほんと,どの部分が自分の皿にくるのかさっぱり分からない.もっとも一度では乗せきれなかったので,二回に分けてましたけどね.
ミルフィーユは,寝かせて剥がしながら食べるのが良いとどこかで読んだのですが,やっぱり,パリパリ〜っと断裂させるのが楽しいです.
おぉぉぉぉ、これぞまさしくビストロ!
いいじゃありませんか!
私もいつの日かパリに行くことあれば是非訪れてみたいお店ですわ。
でも50cmの舌平目を食べれるかどうか⁉️
もちろんミルフィーユ込みです。????
いたずらリスさん,舌平目はメニューに載ってないし,食べられるかどうかは聞いてからのお楽しみですね.ミルフィーユは絶品でしたので,ぜひとも食べてみてください.店内の雰囲気は,まるで前世紀から時間が止まってるかのようです.