
新年度となり,業績査定の季節です.ここ数年アカデミックな空気が減ってきて,会社方式になりつつある職場です.まず年度の始めに自分で目標を設定し,一年後それが達成できたかどうかを報告します.
「役に立つことだけが研究じゃない」,そうは言っても役に立たないことばかりやったら査定に響く.役に立っておけば年俸も上がると言うもの.もっとも最近じゃ昇給した分だけ税金で持って行かれちゃうんですけど.
業績査定をいかに乗り切るかの傾向と対策は,一年前の目標設置から始まっています.重要なのは2つ.
まずは目標を下げておく.
できるかどうか分からないけどやり甲斐がある,そう言って高尚かつ稀有壮大な目標を掲げても,一年後に「やっぱ全部は無理やった」ってなるだけです.こんな時,その崇高なる精神を評価なんてしてくれやしません.結果は「ダメだったんだ〜,ふ〜ん,残念」でおしまい.そうならないためにも,確実レベルちょっと下くらいまでバーを下げておきます.
そして,曖昧に書く.
具体的すぎたら,成果が出たかどうかは yes/no の二択です.そんなトラップに陥らないためにも,細かく目標は書かない.
そして一年後の実際の自己評価.もちろん3倍増量が基本です.
「この件の可能性を詳細に検討し,今後の課題となりうると結論づけた (ちょっと考えてみたけど,無理っぽかったのでやめた)」
「この理論のさらなる進展として,新たなる分野への応用を行った (学生に演習でやらせてみた)」
「この成果に基づき,◯◯との共同プロジェクトを開始する予定である (もしかしたら◯◯がお金出すって言うかも)」
もちろん冗談で言ってるんですからね.僕はしませんよ,こんなこと.








面白かった(笑)。
なんだ~冗談なんだ~と思いましたけど。
Sanaeさん,そうですよ,冗談ですよ,じょーだん.Jordan.
何かに似てる。何だっけ、あっ。ダイエット!
A 目標、ほんとは5キロなんだけど3キロにバーを下げておく。
B 明確に3キロとはせずに2~3キロかなウフフなどと言う。
なんちゃってを付ければればより良い。
ダイエット一年経過。(実際の評価は大盛り)
① 今後の課題としては期待できる数字であった。
② 世代の違いは誤差の範囲であることを太り気味の母で証明。
③ この成果に基づき高額の服とバッグを購入する予定である。
(もしかしたら母親が自分のカードを使えと言うかも)
Chieさん,そこはもっとバーを下げて,目標1キロなんて言っておくのですが.目標達成できたら,自分にご褒美ですよ.服とかバッグなんかより,美味しいもの食べ放題,飲み放題.もとに戻ったって大丈夫,また目標1キロ設定すりゃいいんです.