時間浪費の論文査読

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学歴詐称が話題になっておりますが,学術論文に掲載されました詐欺も結構あります.もちろん掲載されているのですが,投稿してお金払えば何でも掲載しちゃうような学術雑誌もそれなりにあるのです.最近では,何気にやばそうな国の何気に怪しげな出版社から,論文執筆依頼のメールが毎日のように来ます.もちろんSPAMなので,即ゴミ箱行き.

怪しくは無いけど品質に少々難ありな出版社から論文査読の依頼が来ても,その手のやつはあまり引き受けません.どうせ査読者が何を言ったって掲載するんですから.出版社としては「査読している」という事実だけが重要で,その結果は二の次.査読結果で論文を却下し続けてたら,雑誌として成り立たないから.

つい最近のこと,ある人から論文査読の依頼を受け,気が進まなかったものの,その人にちょっとばかり借りがあったので引受ました.出版社から送られてきた原稿を読み始め,まず最初のパラグラフで脳内大混乱.書いてあることがさっぱり理解できない.

それでも頑張って読み進み,なんでこんなことに時間を費やさなければならないんだと理解不能が次第に怒りへと変化し,論文結論で「...というわけで結果は合理的である」という文章に出くわして,頭のてっぺんから水蒸気がぴーーーっと出ましたよ.

過去にも酷い論文を査読したことはあります.ランキングするなら,これは僕の体験した論文の中で,ワースト2.相当酷いレポートを出版社に送ったのですが,どうせ何書いても掲載されるんだろうなあ.あ〜時間の無駄.

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6 thoughts on “時間浪費の論文査読”

  1. お疲れさんでした。わたしの査読したものはそこまでひどいものはありませんでしたが、某国の出版社からの依頼のものは、図1に「これから動物を解剖するところ」と銘打って小動物のとなりにハサミとピンセットが置いてある写真がのっていてくらっと来たことがあります。夏休みの自由研究じゃないんだから。

    1. misssyさん,いいですねー,ハサミとピンセットを並べた写真.ほのぼのするじゃないですか.さしずめ僕の分野だったら,紙と鉛筆の写真を出して,キャプションには「式を導出しているところ」とかでしょうか.

  2. そんなにわかり難い論文…人に読ませるなー
    と言いたいところですが、自分でも何書いてるか
    わからなくなっちゃって、それでLiLA管理人さんに
    直してもらえたらラッキー、との思惑だったんでしょか。

    1. ポージィさん,まさかとは思うんですが,修正前の下書き原稿のほうを間違って送っちゃったとか.それなら,自分でも何書いてるのかわからないのも納得なんですけど.ただねー,そんなのいちいち査読の回さずに,編集段階で落とせと言いたいのです.

  3. まっこと、ほんのこつ、よわりもうす。
    先生は大変なのであります。

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