そういうタイトルの本があるらしいんですが、読んだ事はありません。論文や報告書を書く場合に一番重要なのは、書いた本人が言わんとする所を的確に読者に伝えること。曖昧な文章は誤解のもと。
市井の民の綴るblogを読んでいると、文章の上手い人、ちょっと読みにくい人と玉石混交。自分自身は研究系の人が書かれているweb pageを良く読みますが、そんな中に「あ、この人、文章が上手いな」と感じることがしばしばあります。
理系人間と言うと、マンガばかりで本を読まない(正しいです)、数式ばかりいじっていて文章を書かない(必要なければやりません)、理屈ばかりこね回して人間的な暖かみに欠ける(興味の対象によっては熱くなります)というイメージですが、文学才能に秀でた人も居るようです。ちなみに自分の事ではありませんので、念のため。
理系大学生が最初に文章書きの洗礼を受けるのは、卒業論文あたりかもしれません。研究の意義目的などを書いて、研究室の先輩にチェックを入れてもらうと、真っ赤に添削された原稿が戻ってきます。段落全体の構成はもとより、一つの文章の主語と述語が一致していなかったり、現在形と過去形、「ですます」調と「である」調が混在したり、そういう基本的な作文術をまず叩き込まれます。
でもこういった報告形式の文章にはある程度の定石があり、赤ペンの入った原稿を徹夜で修正した結果は、ある程度凡庸な文章になりがちです。論文の文書で個性を発揮するわけにもいかないので、これは仕方の無いところ。それでも、卒業論文は文章を書く上での基本を押さえる良いトレーニングになっていると思います。
自分が受けたこの洗礼で良く憶えているのが、「文章を簡潔に書く」ということ。削っても意味が変わらない部分は削る。冗長な文章は読み手を退屈にさせるし、読み手の勘違いを引き起こします。これを心の片隅に留めながらこの文章を書きつつ、気付けばすでに6パラグラフ。理解するのと身に付くのは、全く別の話。修行が足りません。
この本を在庫したことはあるんですが読まないうちにアマゾンの露ときえました。理系でも友達のエンペラー吉田博士なんかはとても面白く引き込まれるような文章を書きますね。「書くこと」というのは書きなれることも必要だとおもいます。
お久しぶりでーす☆やっっっと戻ってまいりました、私のPCちゃん!!!
LiLA管理人さんのブログも一気読みさせて頂きました♪
クゥちゃんはコヨーテのミックスだったんですね(笑)
まぁ、充分ありうる話ですわな。。。!!オオカミ犬とかもいる訳だし。
理系でもなく文系でもなく音系のワタクシは、とにかく書きたい事をダラダラ書く派です。
そして、自分でも何を言いたいのかわからない時が。。。ははは〜。いかんいかん。
先日読んだある種の啓蒙本の中に、「個人のインテリジェンスはその人のボキャブラリーの範疇を越えない」というくだりがありました。と言う事はボキャブラリーを増やしていかないと(勉強しないと)インテリジェンスもそのまま停滞してしまうということですよね。考えさせられました。アメリカに住んで計18年。そろそろ日本で生活していた年数を越えます。自分の日本語能力にも(特に漢字・四字熟語など)疑問を感じる今日この頃。かと言ってネイティブのようになめらかな英語が書けるわけでもない。中途半端な気もしますが、両言語において完璧を求めず、知識を広め深めていければと思っています。
とくさん、理系の学生さんからは良く読まれているようですよ。大学の生協に山積みされていたのを憶えています。どっかの先生は、推理小説書いてたりしますしね。多芸に秀でた人もいるもんです。
確かに文章を沢山書いていかないと、良い文章は書けないと思います。何事も基本は反復練習なんでしょう。
Mimi☆Kiraさん、一気読みありがとうございました!
これからPCを使う時は、消火器を必ず備えておきましょうね。
音楽系というのは、理系人からみると限りなく文系に分類されると思うんですが、どーなんでしょ?
「積分」とか「イオン化」とかいうタイトルの音楽を作曲した人もいますけど。
Esperanzaの住人さん、大学一年生の一般講義で、「表象」という言葉の意味を何時間にもわたって講義した先生が居ました。自慢ではありませんが、何を言っているのかさっぱりわかりませんでしたし、全く憶えてもいません。でも、たった漢字二文字にそれだけ語ることができる世界が背後にある事に感心させられました。語彙としてはたったの一つであっても、語彙の空間(それはEsperanzaさんの言うインテリジェンスの範疇)はとてつもなく広いんですね。
ちなみにこの先生、ある日「僕は知事選に出馬するので退官します」と言って、とっとと大学を辞めてしまいました。
お題の本、学生の頃某氏から「読め」と渡されましたが、一度も読みませんでした。
「Scientists must write」という本も買ってはみましたが、英語だったために数ページで挫折・・・
こういう本、社会人になってから読んでみると「へぇ〜」とは思うんですけどねぇ・・・もう手遅れかもです。orz
ちなみに、どっかの先生が書いた推理小説、ちょい前まで愛読してました。:-)
あと「イオン化」とか「積分」ってのは、ヴァレーズはんでしたっけ。
我が師の恩とは、忘れた頃になって役立つことがわかるものです。今からでも遅くないので、読んでみては如何?人生切磋琢磨するのに手遅れなんてありません。どんな知識でも、いつかは自分の何かと繋がってくるものです。
音楽で積分してるのは、ヴァレーズはんです。騒音にしか聞こえない音楽です。
関係あるか分からないですけど、ファインマンのエッセーを楽しく読んだのを思い出しました。
「ご冗談でしょうファインマンさん」私も全巻持ってますよ。
なんと言ってもここロスアラモスに縁の深い人ですしね。
おととい、数学の先生の蔵書を買いにいきましたが、結構自分が数学の本をよんでいることを認識しました。(ブルバキ数学原論が一冊足りませんでした。)数学セミナーの伏見さんの折り紙も読んでましたが位相幾何学とあながち関係なくもないとしりました。「群論」だけはなんだかさっぱりわかりませんでしたね。数学というのは実に哲学と近い学問だと思うこのごろです。
とくさん、なにやら難しい勉強をなさってるんですね。量子力学の群論の本を持っていますが、本棚に入れておくとかなり存在感があります。もう10年以上開いていませんけど。
先週、Santa Feに長く住んでいらっしゃる日本人数人に、Santa Feでほりえもんみたいなことやっている人は居るかと聞いたんですが、誰もそんな人を知りませんでした。一人、IT関連をやっていた人がいたけど、しばらく前に中国に引っ越したそうです。
ITのほうじゃなくて会社をつくってはうっとばす仕事です。あぶないでしょう。
なるほど,そういうお仕事ですか.なんか会社を作った人はいるとか言っていたような...