
Klugeという単語は古い辞書には載って無いかもしれません.クルージと読み,しばしば Kludge と(間違って)綴られることがあります.意味は,その場しのぎの問題解決.壊れちゃったけどガムテープ貼っときゃいいやとか,アレとコレくっつけて一丁上がり,みたいな話です.Slangなので,正確な意味があるほどの単語ではありません.
とりあえず動きゃいいやと言うコンピュータプログラムに,これがしばしば登場します.アプリを使う立場からすりゃ動いてるんだからそれでOKなのですが,プログラムを読んでみたら,こんなん動くわきゃないっていうのがKluge.
まだ学生の頃,ここLos Alamosで作られたプログラムを入手して使っていました.何事も分解して確認しないと気が済まない性分,ソースを最初から最後まで読んで真っ先に思ったのが,なんでコレで動くわけ?
詳しく読んでみると,何ともまあ上手いことやってるわけです.こういう場合のKlugeとはポンコツ機械(crock)を作ることでは無く,絶対に動くわけないのに,それを動かしてしまう魔法.でも他人には絶対にメンテナンス不可能.
とまあここまで何の脈絡も無しに書いてきましたが,実は今日の仕事でクルージ仕込みをしてたのです.同僚からプログラムに特殊機能の組み込みを頼まれたんですが,もう面倒くさい.ま,うごきゃイイやといい加減な仕事してて,ふとこの単語を思い出した次第.
僕に仕事を頼んだ同僚君,後で意味不明なプログラムを読む羽目になることでしょう.








教訓。
頭脳良ければ性格悪し。
Chieさん,なんか言いまちたか.噛みまちよ.
そういう「その人にしかわからない」というの、
「その人」がどうにかなっちゃったら大変なことになる
可能性もあって怖いですね。
LiLA管理人さんのお仕事環境のように、なんじゃこりゃ?と
言いながらも読み解ける頭脳を持った人が他にもいれば良いですけど。
ポージィさん,最近のわかもんどもは,なんじゃこりゃってなったら,自分で考える前にすぐに人に聞きにくるんですよね.一度大変なことになっちゃったほうが良いんじゃなかと.