実験のあとはスタッフが美味しく頂きました,なのかな

子犬のにくきう
子犬のにくきう

子供の頃,冷蔵庫の片隅に必ずあったプラスチック製の箱,キムコ.活性炭を使った消臭剤,要するに小さな穴が沢山ある炭を使い,その穴の中に臭いの元を閉じ込めてしまうものです.

今も売られてるんでしょうか.ものんすごいロングセラー商品です.原理的には,そういう穴が沢山あるものを使えば脱臭効果があるでしょうから,出涸らしのコーヒー粉でも良さそうなもんだけど.

とまあ,そういう話を書くつもりでは無くて,たまたま粉末化された食品の記事を読んでいてたどり着いた,あまりに自分の専門分野からかけ離れた興味深い論文の話です.

山本さんと山口さんが書かれた「柿果皮の粉末化と食品への適用」という論文で,タイトル通り柿の皮を粉末化したものを有効利用しようという話です.

論文中に出てくる一文,

一般に、柿果実の剥皮には刃物を用いた物理的な処理が適用されるが...

こういうの,何だか好きです.刃物を用いた物理的な処理ですよ.日々キッチンにて料理される皆さん,その行為はすなわち物理的な処理なのです.

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10 thoughts on “実験のあとはスタッフが美味しく頂きました,なのかな”

  1. 山本さんと山口さんは化学的に柿の皮を分離する方法を開発されたのでしょうか?

    1. 現地委員さん,酵素で処理することで,皮の細胞がばらばらになるようです.こういう技術は普通に使われてるっぽいです.まだまだ勉強することがありますね.

  2. 料理はサイエンス、てなわけですね。
    専業主婦の私としてはなんだかエラい人になったような気分。

    1. あーにゃさん,実際,料理ってサイエンスだと思いますよ.魔女がいもりの黒焼きを煮詰めて不老長寿の薬を作るところなんて,化学実験そのものじゃないですか.... < それは違う

  3. 料理は、アートとも言えると常々思っていました。

    九州の某大学の方々は、びわ茶を商品開発いたしまして販売しております。これが結構人気です。特にくせもなくいいお味です。
    柿も体にいいですから、皮もいけるかもしれませんね。

    1. いたずらリスさん,某大学でお茶の開発ですか.商品完成までの秘話に,学生の悲劇が数知れず...なんてあったりして.

  4. その昔、キムコのライバル、ノンスメルをつかって赤ワインを白ワインにしたことがあります。赤い色素がにおいの分子と同じように吸着されてワインが透明になりましたが、すでに吸着していたにおいがアルコールで溶出してきて冷蔵庫味のワインとなりました。というわけで、スタップがいただきましたが、美味しくありませんでした。この論文、なんかあまり意味も無く電子顕微鏡写真を撮っているような。。ところで電子レンジってのは核物理学反応になるんじゃないでしょうか。

    1. misssyさん,電子レンジのマグネトロンは,日本で発明されたんじゃなかったでしたっけ.
      なるほど,活性炭で赤ワインの成分を吸着させてしまうわけですね.もしかしてそれは,コーヒーの出がらしでもできるのでは... < またそれかい.

  5. 今日、スーパーで天日干しされた柿の皮を売っているのを発見。熊本県八代の農家から産地直送の商品です。そばにお店の店員さんにどうやって食べるのか聞いたのですが、「このまま‥かな?天日干しだからこのまま食べれると思うんですけど、自分たちも知らない」との回答。後でググってみたところ、お茶とか漬け物を漬ける時に使用するとからしいです。なーんだ、チップスじゃないんだ。。。
    ところで、柿を皮まま食べる方がいらっしゃるんですね。初めて知りました。

    1. いたずらリスさん,柿の皮の天日干しですか.店員さんも食べ方が分からないようなものが,なんで売られてるんですかね.ハムスターの餌とか.
      僕が子供の頃,家に柿の木があって,秋になったらおやつ代わりに直接もぎって皮のままガブっと食べてましたよ.そんな風に育ったもんだから,柿にお金を払うのは未だに躊躇します.

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