物理で書道,核分裂75周年記念

1938年に核分裂が発見されて,今年で75年,3/4世紀という切りが良いんだか悪いんだか微妙な年ですが,物理学界隈では核分裂に関するちょっとした催し事が開かれていました.

そんな核分裂75周年,職場の大先輩への誕生日のプレゼントにちょっとしたsurpriseを用意しました.

7月に紹介した「核」は,この前哨戦.



核分裂

こちらが本番です.渓泉先生に依頼したのは,この物騒な単語,核分裂.さぞや当惑されたことでしょうが,引き受けてくださいました.

プレゼントの相手は,原子核理論,特に核分裂研究に携わって数十年.おまけに大の日本好きと来ております.これ以上のプレゼントは無いでしょう.

渓泉先生からは,夏前に僕の実家宛に書を送って貰っておりました.母親に表具屋さんの知り合いがいるそうなので,表装をお願いしたところ,出来上がってきたのがこの立派な掛け軸です.



核分裂

数種類のサイズがあり,少し小さい方は額装になってきました.小さいとは言っても,幅80cmくらいあるでしょうか.

こちらは職場に持って行きました.玄関脇の廊下に飾られております.

1938年,不思議な現象を発見してノーベル賞を受賞した物理学者がOtto Hahn,それが核分裂であることを理論的に説明したのがLise MeitnerとOtto Frischの二人です.この「核分裂」が飾られている場所に,かつてそのFrischが在職していました.

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「物理で書道,核分裂75周年記念」への8件のフィードバック

  1. ああいいわ~。
    表装すると俄然引き立って、
    立派ですねー。
    お正月の床の間にかかってたら相当びっくりですが。
    何て素敵な誕生日祝いなんでしょう。

    1. Chieさん,物理学者だったら,これを正月の床の間に飾るくらいやっちゃいそうです.分裂が縁起悪いなら,「核融合」でもいいかも.

  2. 核分裂発見75周年ですか。
    文字の意味に関しては、一般人としては複雑な気持ちではありますが…
    大先輩にも職場にも、素晴らしいプレゼントになりましたね。
    掛け軸作品も額の作品もかっこいいです。
    少し字の雰囲気が違ってますね。少し傾いで掠れもあって、
    力強さだけじゃないところが良いと思います。
    日本びいきの大先輩喜ばれたと思いますが、どんなご感想を?

    1. ポージィさん,物騒な文字なんですが,現象そのものはやはり大発見だったんです.まさか分裂するなんて,当時は誰も思って無かったので.
      文字は,色々と試して頂いてくれたようです.単に漢字を上手に書くだけでなく,視覚による表現も大事なんですね.大先輩は,とっても喜んでくれました.何処に飾ろうかと悩んでおりました.

  3. いいですねぇ〜。
    横並べ書きって難しいですよね。
    頂いた方はさぞお喜びでしょう。
    額装の方は、職場の玄関脇の廊下の飾られているんですか!?額の下には、ちゃんと漢字の意味とか書道家の名前とか書かれているんでしょうね?

    1. いたずらリスさん,もちろん英訳は添付しております.ポストイットだけど.書家の名前までは書いておりませんでした.落款はあるけど,それじゃ誰にも分かりませんよね.名前も書いておきますかね.ついでにお値段も.

  4. 核分裂という場合の分裂は英語でふぃっしょんですが、命名する時にふりっしゅ博士は自分の名前に語感が近いものを選んだとかいう秘話があったりして。

    1. misssyさん,フリッシュ電離箱ってのがあるんですが,あれをフィッション電離箱と勘違いしてたのは秘密です.

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