高校生の頃に買ったBeethovenのピアノ・ソナタの楽譜,さすがにもう製本が崩壊しつつあり,新しいのを買いました.
原典版(urtext)全集の選択肢は大雑把に2つあって,一つは赤い表紙のWien原典版,そしてもう一つがこの地味青色のHenle版,どちらも最近の研究成果が反映された,由緒正しき楽譜です.
Beethovenのピアノ・ソナタは32曲もあり,全集ともなると重量級です.Henleは二冊に分かれており,両方合わせた厚みは5cm近くになります.通称「電話帳」 (誰も呼んでないから).
三冊に分かれているWien原典版の方が扱いやすそうで,そちらが欲しかったのですが,アメリカの通販では見当たりませんでした.帰国時かウィーン出張時に買って帰ることも考えたのですが,三冊に分かれているとは言え,全部重ねりゃ電話帳に変わりない.そんなのをスーツケースに入れたくないです.
それはともかく,全曲弾きこなすにはまだまだ時間がかかりそう.本格的な楽譜も手に入れたことだし,老後の生活の準備を着々と進めているような気分です.








ヘンレの原典版は、一時私も購入を検討しましたが、地震のとき譜面台から落下した譜面にぶつかって大けがをするといけないので、やめました。NMではその心配はなさそうですね。
・・・本当は、ベートーベンのソナタはさらうのが何となく億劫で遠巻きにしているだけです。
Hiroさん,地震の心配は無いのですが,めくるときに飛ばしてしまうと,それなりに凶器かと...
ベトベンさんのソナタは,音を拾うだけなら結構簡単じゃないですか.後期ソナタ以外なら,ほとんど初見で弾けるし,同じパターンを必ず二回繰り返すし.
私ニャ猫に小判。
Chieさん,その小判をぺしっとおでこに貼っておきましょう.
バッハの「インベンションとシンフォニア」は、ピアノのある家庭には何冊と溜まるもののようですね。私も勧誘されて、これのヘンレー版を買いました。何も記号がなく、さっぱりした覚えがあります。
老後の準備、いくらあってもいいようです。なにしろ、それこそ、無限の時間がありますので。
私なぞは、聖書を読んでリコーダーを吹いて、この無人島セットでも足らないので、大学に入って古文書を勉強し、縄文土器を作り、庭をうろつき、合唱クラブに入り、古墳をまわり、・・・それでも時間はまだまだ無尽蔵です。
Bunbunbunさん,ヘンレは指番号も控えめに添えられていますね.これはちょっと無理というような運指が指定されてたりしますけど.
数多くのご趣味,うらやましい限りです.ピアノだけ一日中やってるわけにはいかないので,なにか別のオプションも必要ですね.ブロックフレーテなんかいいかも.
全曲弾きこなす!?
すごい計画だなー。私も楽譜山ほどもってますけど、どうしようかなあ。一緒に焼いてもらうか。それももったいないか。。。
TAMAさん,楽譜を電子化して液晶画面で見ながら弾けるようになれば,全部処分しちゃってもいいと思ってるんですけどね.でも焼くと,祟られそうだなあ.
全曲,弾きこなしてはないですけど,一応通して弾いたことありますよ.ただし,ハンクラの終楽章以外です.この終楽章も,音にしてみたことはあるんですが,もうなんじゃこりゃ状態でした.