福岡から何度も飛行機を乗継ぎ,その後レンタカーで2時間,小雪舞うLos Alamosの山へと登ってきました.ようやく町のホテルにチェックインしたのが,丁度10年前の今日,鉄腕アトムの誕生日.
日本を離れて10年,早かったのか長かったのか,あまり実感はありません.でも最初の夜に泊まったホテルは倒産し,僕も10だけ歳をとりました.
中身の方の変化はと言うと,これといって変わって無い気がします.そりゃ英語圏に10年住んでれば,会話力は上達します.でもバカ話が日本語から英語になっただけ.
中身はまだまだ日本人,そんな自負を持って生活してる昨今,ショックな事例が二件.
とある国際プロジェクトの会合にて.まあなんとかなるさ的な発言を僕がした直後,
San Francisco からやってきた同業者(American)が一言.
「おまえ,すっかりアメリカ人になったな」
そして3日前のこと.後輩が海外出張手続きに関連して,僕のところに質問にきました.仕事の合間に,ちょっとだけ休暇を入れたいという話.
「そんなん,こっそり行ってくりゃええねん」
とか適当な事を言ったら,
「何事もきっちりしている日本人の発言とは思えないわ!」
と叱られてしまいました.やっぱり自分の中身も霜降り和牛からビーフ100%パテに変化してるんでしょうか.








渡米10年ですか。
早いものですよね。お子さんもすっかり成長されているようで・・・(涙)
私も最初の渡米は4月でした。
あっちゅう間のウン十年です・・・
rockyさん,こちらに来たときは,娘も小学生だったんですけどね.
時のたつの速さは,年齢とともに加速してくようです.
こちらに日本から来られる方は,やっぱり4月スタートというのが多くなりますね.今年になって来られた方というのは,まだあまり聞かないのですが.
酒に交わればってもうします。
朱だった。失礼。
Chieさん,酢に交われば酢の物に,じゃないんですか.
10年が過ぎ、お付き合いの仕方らアメリカンナイズされて来たところが多々見受けられる今日この頃。しかし、時々我に帰ってみれば、元とオリジナル。剛には剛に従え。それぞれのいい所取りするっていうのはどうでしょうか?
言い忘れました。「10周年おめでとうございます。」節目ですね。
いたずらリスさん,てっきり剛を郷に修正するのかと思いました.
一応帰国した時には日本風付き合い方を実践しております.毎晩の飲み会は,ちと辛いものがありますが.いや,飲まなけりゃいいんですけどね.
郷に入ればナントカってやつですね。
私は渡米9年、自分のお肉が霜降り化しないように気をつけたいお年頃です。
あーにゃさん,あと1年で10周年ですね.いよいよ大台なんですね < 何が?
10周年おめでとうございます。わたしも前世紀の4月のとある日に渡米し、以後いついています。その日はかみさんの誕生日だったので、日付変更線を越えてからまたおめでとうを言いました。渡米最初の夜に泊まったのは女子大の寮でした。何十年経っても中身はまだまだ日本人です、きっぱり。東京のラッシュアワーには体が正しく反応してくれます。でも紅白を見ても知っている人が和田アキ子くらいというのはかつての歌って踊れるサイエンティストとしては悲しいです。AKBは見た事も聞いた事も。まあ、見たいとも思いませんが。
misssyさん,ありがとうございます.そちらは前世紀でしたか.それで中身日本人をキープされているとは.もしかすると,日本の人達からは別の目で見られてるかもしれませんよ.今はフレックス制が増えてますから,かつてのラッシュ時の凄さはありませんし.
和田アキ子って,紅白出てるんでしたっけ.あの人,歌手?
10周年おめでとうございます。私はアメリカに来て14年が過ぎました。あっという間でした。大陸ぼけか、もともと、おおざっぱな私が、もっとおおざっぱになったと言うか、だいたいで、物事をすます事が多くなりました。アメリカに来たときは、英語が全くわからず、『何食べたいの?』『靴下〜』って感じの会話をしていた様な気がします。こんな英語音痴の私でも、最近はなんとかなるようになりました。私のすむ所は、日本の物が何でも手に入るので、別に日本も恋しくなく、半分日本にいるようです。
すみれさん,ありがとうございます.そちらも先輩ですね.だいたいで済ませてしまうのは,しっかりアメリカ病だと思われます.でもこれに慣れると,楽なんですよね.
靴下は食べられませんが,フランス人はアメリカンコーヒーのことを卑下して「ソックスジュース」と呼びます.言い得て妙.
そちらの環境は,本当に羨ましいです.こちらだと,ようやく普通に焼酎が買えるようになったと喜んでる程度ですから.
10年と言葉をかみしめると長い時間ですが、生活は日々それぞれの出来事が
立ち現われては過ぎていく繰り返しだから、長い年月を改めて感じる実感って
なかなか湧きませんよね。人生は積分ではない、微分である、と言ったのは
誰だったか(・・・誰も言ってないと思う)。
私は滞米生活は4年だけでしたが、このあいだ知り合いのドイツ人から
「おまえ日本に帰ってちゃんと再適応できてるか?」とニヤッと聞かれました。
10年も住んでおられるなら、言わずもがな。
Hiroさん,人生は微分ではなくて,偏微分だと思いますよ.基本的に自分中心でしょ.
大学生の頃の10年,就職後の10年,渡米10年,それぞれの長さが違うように思えます.きっと重力場によるウラシマ効果だと思います.
日本の生活への再適応,それはつまり不合理な形式主義への慣れですね.事務への連絡は,様式123(B)の書式でご提出ください.
10周年、おめでとうございます。
Los Alamos での生活が始まった記念日はアトムの誕生日と同じ日
なのですね。 不思議な巡り合わせ? それともご自身の選択?
郷に入っては郷に従え と言いますが、そのつもりがなくても
さすがに10年の年月は馴染ませていくものなのでしょうね。
適度なアバウトさはかえって良いんじゃありません?
ポージィさん,ありがとうございます.アトムの街にやってきたのが,アトムの誕生日とは不思議な縁でしたね.偶然ですよ.たぶん,この新聞を買うまでは知らなかったと思います.
さすがにアメリカの仕事流儀には慣れましたね.え?こんなんでいいの?というビックリが,今ではすっかり...でもその適度な,ますます日本での仕事への再適応を難しくしてるんですよねえ.
10周年おめでとうございます~!
そうですよ、酒に交われば、です。(Chieさんに便乗♪)
と言いつつも、「なんとかなるさ&こっそり」は本当にアメリカ仕込みですか~?
Sanaeさん,ありがとうございます.酒を交えたら,カクテルです.
なんとかなるさは...元々その素養はあったかも.だからアメリカに来たんでしょう.
えっ?しょ、焼酎が買えるんですか?!←そこ?
10周年ですか。おめでとうございます。でも、10年歳をとらずに経験だけ増えていけばいいのにね。
TAMAさん,え?そこじゃ買えないんですか?
http://www.aspenmesa.com/blog/17623
どうもありがとうございます.あまり経験したくもない体験もありましたが,はや10年です.あと何年,こうやってブログ書いてるんでしょうね.
あ、なーんだ。私が欲しいのはホワイトリカー。こんな高級品じゃ梅酒漬けられないもんね。
TAMAさん,え? これが高級品なんですか?
まだやる