なんだか盛り上がらないMendelssohnの生誕200年

「福は内,鬼は外」の陰でひっそり過ぎ去った,Felix Mendelssohnの生誕200年記念日.オルガニストで,ピアニストで,指揮者で,神童で,Bachの再発見者で...輝かしい業績の割には,地味に生誕祭が過ぎてしまいました.Mozartの時とは大違い.

有名な作品も多いMendelssohnです.Violin協奏曲は,中学校の音楽の時間に必ず聞かされたはず.「めんこん」なんて訳分からんニックネームで呼ばれる,クラシックファンでなくとも絶対に知っている旋律(冒頭のバイオリンソロの所だけですが).

さらに有名なのは,何と言っても結婚行進曲.Shakespeare原作の「夏の夜の夢」の付随音楽で,パパパパ~ン,パパパパ~ンのファンファーレを聴けば,誰だって気分はヴァージンロード.Shakespeareの原作を読めばオメデタイだけの話じゃないってのが分かって,皮肉混じりに笑えます.これが17歳のときの作品だなんて,生意気です.その後,この旋律をMahlerが5番の交響曲で,葬送行進曲にパロったのは有名な話(嘘).

可愛らしいピアノの小品集「無言歌」.ドイツ語では,Lieder ohne Worteで,歌詞の無い歌曲.無言歌という訳は秀逸だと思います.その名の通り,歌心溢れる旋律がちりばめられたピアノ曲集です.中でも有名なのが「春の歌」op.62-6.トムとジェリーで,誰かが酔っ払ってふりゃふりゃしてるときに,BGMで流れます.

英国紳士のように皮肉交じりでMendelssohnを語るのも独逸人に申し訳ないので(英国人は特に独国のことを良く言わない:笑),あまり知られていない名曲を紹介.「弦楽八重奏曲」op.20.基本的にハッピーハッピーなMendelssohnの音楽を堪能できます.弦楽四重奏の2倍という,珍しい構成です.これが16歳の時の作品と言うのだから,やっぱり生意気です.ある意味Mozart的な面があるMendelssohnですが,やっぱり「翳り」の少なさが災いしてるのかもしれません.ま~どべに置いた椅子に~もたれ~,あ~なたは~夕日見てた~…

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「なんだか盛り上がらないMendelssohnの生誕200年」への18件のフィードバック

  1. 最近、メンデルスゾーンばかり試聴しつづけましたが、やはりついていけません。力つきました。北海道の方におまかせします。はいバトン!

  2. メンデルスゾーンいいですね.有名なのしかしらないけどメロディアスでドラマチックな感じがして好きです.ただ,この名前を聞くと必ずラーメンとえんどう豆が頭に浮かびます.
    管理人さんの絵の出来を確かめようと思って画像検索してみましたが,少年期の肖像画はかなり美少年ですね.僕のイメージでは修道僧の格好なんですけど.メンデルとごっちゃになってますね.管理人さんの絵,髪型の再現度がかなり高いのに笑いました.

  3. 「だんだんお絵描きも上達してきたなぁー」だそうです。
    かわいいぃ〜、です。今、日本の某CMで有名なアインシュタイン博士のお絵描きをお願いします。
    トムジェリにも…。そう言えばあったような。後でDVDで確認しておきます。「しっかし、トムジェリまで、よぉー知っとんねぇー」だそうです。ホント、恐れ入ります。

    メンデルス生誕200周年だったんですね。「この日何の日」特集の一環として、是非これからは出来るだけタイムリーにお願い出来たら歴史のお勉強も盛り上がり間違いなしです。ますます高尚なHPへと更なるご発展へ。

  4. PodcastでOTTAVA cafe azzuroというプログラムを聴いているのですが、先週なぜか結婚行進曲が配信されていたので、なんでかなぁと思っていました。そうか、そういうことだったんですね!
    LiLAさんの絵、味があっていいな~

  5. とくさん,好きな人には失礼なんですが,やっぱりあんまり面白い音楽じゃないですもんね,特に聴く立場だと.演奏する方はそれなりに楽しいですよ.

  6. Winterfrog夫さん,えんどう豆って,それ,メンデルの遺伝の法則...
    メンデルの息子っちゅう話もありますけど.
    このまま有名人イラストシリーズでもやりますかね.ノートパソコン,指一本で書く似顔絵シリーズ...って全然似てないし.

  7. いたずらリスさん,「だんだん」ってまだ二枚目なんですけど.いや~,もうやめます.アインシュタインは,かなり乱暴に描いてもそれなりに見えそうな気もしますが.
    その名もずばり「今日は何の日」という有名所があります.なんの日かとか,誰の誕生日かとか,わかりますよ.ほー,のりピーってヴァレンタインデー生まれなんだ.

  8. MINさん,メンデルスゾーン特集でもあってたのかもしれませんね.観賞用として聴くことは滅多に無い結婚行進曲ですし.
    え”味がありますか?まさかそういう反応が返ってくるとは思っておりませんでした.「へたくそやめれ」大合唱かと.

  9. やめないで続けませう!継続は力なぁ〜り、なんて関係ない?
    癒し系の”味”が出てます。手描きの(画家さんの)良さが出ていると思いますよ。

  10. オルガン弾きのワタクシは「いつもお世話になっておりますっ」です。レーガーなんぞコンサートで弾けないアタシはフェリックス君ばっか。
    ピアノトリオが好きでしゅ。

  11. へえ~、メンデルスゾーンは生誕200周年でしたか。今年はパーセルも350周年だそうですが、こちらでもそれ絡みのイベントはないですね。それとも私が知らないだけで、あるところではあるのかな・・・?

  12. あれから気になってOTTAVAサイトのアーカイブを検索してみたら、なんと生誕200年記念と称して3回連続全曲メンデルスゾーンな選曲になってました。
    そこで気づいたのですが、彼の曲はあんまり私の好みじゃなかったってことですかね。(笑)
    ちなみに今年は、メンデルスゾーン(生誕200年)、レスピーギ(生誕130年)、ハイドン(没後200年)、アルベニス(没後100年)、ヘンデル(没後250年)、だそうです。
    http://tbs954.cocolog-nifty.com/ottava/2009/01/affe-azzurro2-1.html

  13. メンデルスゾーンってどんな顔だか覚えてないんです。
    似顔絵を見るとしもぶくれな日本的な顔ですね、
    育ちの良さ人柄の良さも見受けられます。
    こういう人っていい人なんだけど、
    全然印象に残らないってよくあります。
    同じように曲も印象に残らなかったり、あ私はです。

  14. nyfさん,そうなんですよね.オルガン曲,そっち方面は全くノーマークだったりします.ピアノトリオは,多分楽譜だけ見たことあると思います.結構多作家で,室内楽も多いんですよね.

  15. Yukiさん,パーセル…うーん有名な割りに曲は知りませんね.青少年のための管弦楽入門,とか.ちょっと違うか.
    350じゃ.切り番としてもちょっと弱いかも.あと50年経てば盛大にやるんじゃないでしょうか.

  16. MINさん,やっぱりメンデルスゾーンフェスタでしたか.さらさら流れていく表面的な音楽なので,深みが無いと良く言われますね.メロディーメーカとしては秀逸なんですけど.
    レスピーギの130年って,ちょっと半端すぎません?結局,商売する側が盛大に盛り上げようとしてるわけなんで,モーツァルトの時みたいに購買層が厚くないと,うまくいかないみたいです.

  17. Chieさん,印象,薄い人ですよね.そう言えば居たよねって,よく同窓会なんかで噂されるタイプだと思います.よいとこのおぼっちゃんだったんでしょう.毒の少ない音楽を好まれる方には最高だと思います.

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