裏面の愉悦

丁度1週間前に音楽ネタを書いたので、今回も音楽ネタです。週間シリーズになるかも。ならないかも。

Sibeliusの7番の交響曲のレコードに抱き合わせで入っていた6番が良かったという話を書きましたが、そんな風に偶然良い音楽に出会えるのは嬉しいものです。という訳で、今回はレコードの抱き合わせで知った曲のことなど。ちなみに、かなり趣味の世界が滲み出てますので、今回はお薦めはしません。

Mahlerの第5交響曲は、昔のLPだと1枚にかろうじて入るかという長さです。普通は1枚に押し込んでましたが、僕の持っていたLevine/Philadelphiaのものは1枚半に分かれ、2枚目のLPの裏面には未完の10番の交響曲の1楽章が録音されていました。非常に美しい緩徐楽章ですが、Fis-durという演奏者にはちょっと辛そうな調で書かれています。曲の冒頭、普段は中々晴れ舞台がないViolaのSoliで始まります。思えばこの曲あたりが、近代・現代音楽にハマって行った入り口だったような。

StravinskyのViolin協奏曲は、彼のバレエ音楽からすればずっと地味な作品。このレコードを買ったときに一緒に入っていたのが、A. BergのViolin協奏曲。演奏はPerlmanと小澤征爾のもの。CDではBergが先に来ているので、Stravinskyが裏面だったのかもしれません。

Stravinskyの面白さもさる事ながら、Bergの方の美しさは特筆すべきものです。12音技法による、ともすれば「ゲンダイもの」にも分類されがちな新ウィーン学派の音楽ですが、この曲はやや調性感が残ります。最も好きなViolin協奏曲を挙げろと言われれば、迷わずこれ。

ところでStravinskyの方ですが、最終楽章の最後の方、ズンチャン、ズンチャンと2拍子のprestoに転じるあたり、スコアを眺めてみると(写真のように)実は3拍子だったりします。あまり必然性が無い様な気もするのですが、天才の考えることは分かりません。(スコアが古くて、かなりセピア色になってます。)

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「裏面の愉悦」への3件のフィードバック

  1. マーラーの9番を注文してしまいました.$20くらいだったので,まあはずしてもいいかな,と.

  2. マイケル・ティルソン・トーマス指揮でサンフランシスコ交響楽団のやつです.今日届きました.後で聞いてみます.

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