感傷的な旋律が有名なRachmaninovのVocalise, Op.34, No.14.本来は言葉無しの「あ~~」だけで歌われる歌曲ですが,人気が高く,色んな楽器に編曲されています.作曲者本人による管弦楽版や,ピアノ伴奏付きの弦楽器か管楽器のソロ,ピアノ独奏版等.
ピアノ独奏版ですら何種類も出ておりますが,僕が持っているのは Allan Richardson版,Zoltan Kocsis(コチシュ)版,Earl Wild版の3つ.これらの編曲の冒頭部分は殆ど同じですが,曲が進むに連れて編曲者の個性が顔をのぞかせます.
Kocsis版とWild版は後半かなり技巧的になる華麗な編曲.それに対してRichardson版は,派手さは無いものの,落ち着いた雰囲気が最後まで途切れず,僕はこれが一番好きです(←告白).
Emil GilelsによるRichardson版の演奏です.いつもしかめっ面のギレリス,もうちょっとどっぷり浸って演奏すりゃいいのにと思わなくもないですが,鋼鉄のピアノと呼ばれた人ですからね.
最初の旋律が反復されるとき,旋律が左手に移ります.言ってみれば,最初にヴァイオリンが旋律を奏で,それがチェロに受け継がれるよう.ここがシビレますですよ.上の動画で1分35秒あたりです.








>本来は言葉無しの「あ~~」だけで歌われる歌曲
さだまさしさんの話題かと思ってしまいました!
Sanaeさん,さだあ~~~~~まあ~~~~~~~~さあ~~~~~~~~しって歌うんですか.
それ,どっかのカメラマンじゃ...
なるほどなるほど。
ギターソロが、ベースに移るような。
lce2さん,そそ,そんなイメージです.縁の下の力持ちが一瞬見せ場を作るってやつです.
この曲好きー。と思い、
しばらくして口ずさんでみたらアランフェスなんとかって曲になってた。
似てない?って言えば、
「全然似てない。何故ならアーダラコーダラ」って言うだろうな~~。
言うに違いない。
Chieさん,
しれって,「だばだ~~~だ~~~だ,だばだ~~だばだ~~~」
な違いの分かる男の曲じゃなかったですか.
うんうん似てない似てない,なぜならえんやーこーらやっと.
私もこの曲大好きです。初めて聞いたのは韓国ドラマの王道、冬のソナタの中だったと思います。あの頃は夢中になって見ていたものですが、韓国ドラマってツッコミどころが満載(笑)。いかにもドラマで使われそうな感傷的な旋律ですよね。
Esperanzaさん,そういうドラマに使われそうなセンチな旋律ですよね.そう言ってしまうと,ちょっと芸術作品として安っぽく聞こえてしまいますけど.
まあどこの国のものでも,ドラマってツッコミどころ満載ですから.
とか言う視聴者って,いちばん嫌なタイプでしょうね.
「あ~~」だけで歌われる というお言葉に、
由紀さおりさんの「夜明けのスキャット」を思い出しました。
あれは「あ~~」ではありませんが、歌詞がほとんどないですから。
彼女の透き通って滑らかな歌声は好きだったので、
アメリカやカナダなどで大ブレークのニュースを嬉しく聞きました。
またまた本題と関係なくてすみません~
ポージィさん,スキャットはジャズの方ですが,歌詞の無い声楽なので同じようなものでしょう.
僕はスキャットと言うと,「だばだ~」の方を思い出してしまいますけど,インスタントコーヒーの違いは分かりません.
チェロの音色が聴こえてくるようですね~♪シビレました。
こんなの聴いたらむしょうにピアノが弾きたくなりませんか??ウズウズします。
でも、この曲大好きだけど、伴奏したら素晴らしい確率でミスるんだよな・・・(爆)
Mimi☆Kiraさん、いいでしょ、この編曲。こんなの聴いたら弾きたくなりますよね。深夜に聴いてたら、もうたまらんです。ああ電子ピアノが欲しい。
この曲って嬰ハ短調っちゅう弾きにくい調ですよね。ホ短調に移した簡略伴奏もあるらしいっすよ。歌の人はちと高くなって苦労するかもだけど。