手のひらのサイズと10度音程

僕の手のひらのサイズは,軽く手を広げたときに親指から小指まで丁度20cm.家具等の寸法を測るのに便利.勿論cm基準で作られていればの話ですが.

octave = 16.5cm

ざっと手を広げて20cmくらいなので,ピアノ鍵盤のoctaveもそれくらいかと思うのですが,現代のピアノのoctaveサイズは16.5cm(メーカーによって多少バラつきあります).物差しの上に手を乗せてみると,16.5cmって意外と狭く感じますが,実際には押さえられた鍵盤が沈む分,余分な指の長さが必要です.

ピアノの鍵盤での場合,思いっきり広げて10度,すなわちドからoctave上のミが限界です.実際に10度を演奏中に押さえることできませんが,それでも作曲家たちは平気で10度和音を使ったりします.

特にF. Liszt,おめーだよ,おめーだけは許さねえ....とまあ,私怨をここで晴らしても仕方ないのですが,そう言いたくてウズウズしているのは僕だけでは無い筈.

10度は管弦楽曲のピアノ編曲でもよく見かけます.原曲の雰囲気を壊さないように,幅の広い和音を用いているんだとは思うのですが,やっぱり弾く人の事を考えて欲しいです.10度和音を軽々と掴める人は少数派です.



Bruckner, moderato

譜面はA. Brucknerの交響曲第七番第二楽章の一部をピアノ編曲したもの.A. Stradalという人の編曲で,IMSLPから引用しました.第二楽章後半はR. Wagnerの為の葬送の音楽とされていますが,この楽譜の部分は非常に官能的です.

自分の音にどっぷりと浸りながら演奏したいところですが,見ての通り,左手は10度和音の連続.この通りは弾けないので時間差攻撃で二つの音を弾きますが,興ざめすること甚だしい.自分だったら,もうちょっとピアノ演奏寄りの編曲するのになあと感じた次第.

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「手のひらのサイズと10度音程」への18件のフィードバック

    1. やわらちゃん応援歌の「へい柔道」も大事ですが,天童よしみ歌う「佐渡の茶道が作動かな」も忘れないでください.
      ちなみに私の髪型,もうちょっとでジョン・レノンです.丸眼鏡,買おうかな.

  1. わかるー・・・。今伴奏してる曲もオケの伴奏の編曲版なんですけど、10度続きがザラで、完全に殺人物ですもん。(だから、嫌い・・・爆)
    私は9度も危ういです。やはり左の方がよく開くので、ゆっくりのパッセージでの左の9度は何とかいけますが、右手は全部アルペジオに代えないと行けないし、「後3ミリ指が長かったら・・・」と何度泣いたことか。
    後もう少しピアノが小さかったらもっとピアノが上手く弾けるのに・・・(爆)

    1. Mimi☆Kiraさん,伴奏の分際で10度が出てきたら嫌ですよねー
      9度も危ういんですか.それはちょっと厳しいかも.9度は時々出てきますもんね.3mmくらいだったら,爪を伸ばして対処するとか.
      小さいサイズのピアノってあるんですよ.弾いたことありますが,ミスタッチしまくりです.

  2. 10度はジャズの人もよく使いますよね。耳コピをしても実際には弾けないということがよくあります。でもこっちの人はやっぱり、日本人に比べて手が大きい人が多いですね。

    10度が出てくるかどうかを抜きにしても、オケのピアノ用編曲版って弾いていてつまらないものが多くないですか?私も伴奏は好きでよく引き受けるのですが、コンチェルトとかオペラの曲だとちょっと考えちゃいます。

    1. Yukiさん,キース・ジャレットをコピーした譜面を幾つか持ってますが,10度は頻繁に出てきますね.西洋人だったら手の大きい人も多いし,問題ないのかなあ.アシュケナージは手が小さいって聞いたことありますけど.
      コンチェルトの伴奏編曲は退屈なのが多いですね.モーツァルトのコンチェルトのピアノ版とか,ひたすら和音を連打するだけとかもあります.普通に独奏楽器用ソナタだったら,ピアノの部分まで考えられて作曲されてるのにね.

  3. こうなりゃ体張るしかないですね。
    指の股(っていうのかな水かきのところ)の薄い皮膚を、
    えーい!チョッキン。

  4. 私の指の長さは、えーっと、ドから次のミまで届きます。
    でもいざ弾くとなればドから次のレまでくらいです。
    これってどのくらいの長さですかねぇ? 20cm?

    1. いたずらリスさん,「ドから次のミ」までですか? 
      3度かぁ...そうなると5cmくらいですかねえ.
      赤ちゃんサイズ?

  5. 子供の頃ピアノ習ってましたけど、その「指が届かない」というのであっさり嫌になったようなならなかったような。なーんだ、大人でも届かないんだ~。

    1. Sanaeさん,子供のレッスンが早く進み過ぎたら,その問題が出てきますね.中学生くらいでソナチネだと丁度いいんだけど,小学生でブルグミュラーを終わると,オクターブが届かない子供が出てきてしまいます.
      大人でも,オクターブが届かないような手の小さい人は,多分ピアノを趣味にするのは厳しいでしょうね.

  6. ざっと手を広げて定規をあてがってみました。17cmでした。
    昔々、必要にかられてちょびっとだけピアノを習っていたころ、
    生徒5人くらいの小さな発表会をしたことがありました。
    そのとき先生が私用に選んでくれた曲というのが、1オクターブの和音を
    ダダダダーンダーダダーダダーン!!と力強く弾くものでして(タイトル忘)、
    この手で何とか苦労して練習で強めに音を出せるようになったのに、
    会場のピアノの鍵盤が重くて結局か弱い演奏になったという苦い思い出があります。
    先生は、普段私の弾き方が大人しいのでそれを脱皮させようと思ったらしいですが、
    私はどうせならバラード的な曲にしていただきたかったです。

    リストさんって指長かったんですかね~ 

    1. ポージィさん,ピアノの曲の好みって人それぞれですよね.歌うような曲が好きだったり,打楽器のように激しく派手なのが好きだったり.ピアノってその両方が表現できるのですが,発表会では自分の好みの曲を弾きたいです.普段弾いてるピアノとは鍵盤の重さが違うものがありますから,突然そんなのに当たってしまったら戸惑いますよね.
      リストとかラフマニノフとかは手が大きかったらしいです.反対にショパンはそれほどでもなかったとか.そのためか,ショパンの曲は自然に弾けるように書かれていますよ.

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