濃霧のウィーンのあやふやな観光

VIC

一週間のウィーン出張を終え,昨晩戻ってきました.濃霧に覆われたウィーンで,朝出かけるときにジャケット無しじゃ寒く,でも上着を羽織っていると蒸し暑く汗ばむ.なんだか変な天気でした.

今回の滞在ではあまり外食もせず,ホテルのラウンジでの軽い夕食ばかり.さして写真も無いのですが,そんな中からの数枚です.

Vienna Airport到着,真っ先に注目したのがこちら.なんとドアを開けたまま走ってるタクシー.

これ,停車してるんじゃなくて,徐行ながらも本当に動いています.このタクシーだけが変なのかと思ったら,他のタクシーもやってるのを目撃.何か理由があるんでしょうか.

ドア開きタクシー

続いてはAustrian Armed Forces.町中で隊員の勧誘してました.君もこの戦車に乗ってみないか,と.

戦車
ヘリコプター

一番ウィーンらしい写真はこれかも.ウィーン楽友協会.Franz Welser-Moest指揮, Cleveland Orchestraの演奏で,Beethovenの弦楽四重奏15番の弦楽合奏版,Stravinskyの「春の祭典」.楽友協会でClevelandを聴くのは,これが二回目

14と16番の弦楽合奏版はBernstenの録音が有名ですが,こちらは15番.感動的な3楽章が,さらに強く心に響きます.

そしてハルサイですが,やっぱりこのオケは上手い.超難曲ながらも,素晴らしいアンサンブルの演奏を聴かせてくれました.でもなんでウィーンくんだりまで来て,アメリカのオケを聴いているんだろう.

wien musikverein
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セキュリティにおける挙動不審な人物の取扱い

自分では自分のことをさほど印象に残るタイプではないと思っているのですが,世間の評価はちょっと違ったらしい.ここウィーンで会議室へ入るにはセキュリティチェックがありますが,そこでの出来事.いつも通り手荷物の検査を受けるためにリュックを降ろしたときのこと.係員の女性が,

「あなた,前にも来たわよね」

ちょっとびっくりして,半年毎くらいには来てますよ,みたいなあやふやな返事をしたものの,何で覚えてるんだ.毎日何百人って人がセキュリティゲートを通過してるだろうに.

そもそも以前見かけたことがあるというだけで,そんな言葉をかけられること事態が何だか変です.もしかして僕が何か挙動不審な雰囲気だったので覚えられてたのでしょうか.

挙動不審と言えば,今朝のセキュリティチェックでのこと.目の前に並んでいたアジア人っぽいおじさんに向かってセキュリティ係員が大声を上げながらすっ飛んできました.「携帯電話は禁止!」

おじさん,電話してないみたいな言い訳を覚束ない英語でしていましたが,どうやら電話では無く写真だったらしい.どっかの写真を撮ったのを,目ざとい係員が発見したということ.

衆目の中,スマホを出せと命令され,たった今撮影した写真を消去しろと強要されていました.

でもあの係員,知ってるのかな.写真を削除しただけだと,「削除した項目」の中に元のファイルが残ってるんだけど.

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会議室の鍵をかけておくこと

なかなか夜が明けないと思ったら,外は濃霧です.窓を開けるとひんやりとDonauの水分を含んだ空気が流れ込んできました.朝方,夢うつつに聞こえていた霧笛は本物だったのか.

さて会議も三日目.だんだん疲れて(飽きて?)きたので,昼食後軽く散歩して会議室に戻ってみると,まだ部屋がロックされたまま.

他にもたくさんの会議が同時進行しており,多くの人が行き交う建物です.かと言ってカフェテリアにパソコンを持って行くのは面倒なので,昼食時は部屋に鍵をかけてもらうのです.

しばらく待っていたものの,ドアが開く様子もない.仕方ないので警備の人の所へ行って会議室を開けられないかと頼んだら,なんと no problem.

無事ドアは開きましたが,これって誰が頼んでも開けてくれるってことか.なんのために鍵をかけてるんだろう.

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侘びしくシンプルにすませるウィーンの夜

また旅をしています.英語で書けばVienna, 独語ならWien.さしずめウィーンってのは独語で書いたのを英語風読み? でもそれじゃウィエンになりそう.

前回は呪われた旅程で,夜9時到着したウィーンですが,今回は初めから遅い時間の到着便.8時半にホテル到着となると,夕食しにいく気力が無い.幸いラウンジが10時まで開いてるとのことだったので,スナックでもあればいいやとやってきました.

Happy Hourは過ぎているので酒は無く,飲み物は水とコーヒーのみ.果物少々,その他おつまみ数種類.

バナナを一本,辛そうなポテチと,あとてっきりアーモンドだと思って取ってきたものが実は激辛スナックだった.

ビールでもありゃ最高のおつまみなんですが,悲しいかなコーヒー.辛さに汗を流しながら,ウィーン初日の夕食は終了です.

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昔の機械を見たら分解してみたくなる病気

車のオーディオの音量や室内温度は,いまだにつまみを回して変えるものが普通だと思います.でもあれって嘗ての可変抵抗器のメタファーですよね.内部は全部デジタル処理されているはずだし,今の若い人にテレビの音量を上げ下げするのに「ボリューム変えて」じゃ通じない.

機械を見ると,ちょっとわくわくします.子供の頃,大型ゴミに出された家電を拾ってきては分解して中の構造を調べたもの.もちろん分かるわきゃないんですが,それでもこんなに部品が使われてるんだと楽しくて仕方なかった.大型トランジスタを見つけたときは,宝物発見気分です.

ボリュームのつまみに繋がった可変抵抗器.どうして回すと音量が変わるのかと,そこだけ取り出してテスターで抵抗値を測り,挙句の果てにそれを分解して中の構造を確かめました.意外とシンプルで,少々がっかりでしたけど.

テレビのチャンネルを回す,ラジオの周波数を変えて曲を選ぶ,どうして回すと変わるのか,その頃は,裏側って思ったよりもシンプルな機構でした.今じゃテレビにしろ自動車にしろ,コンピュータ制御です.分解したところで無愛想な百足チップが並んでるだけ.便利だけどつまんない.

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Something Catchyですべる

研究成果報告,あるいは新規プロジェクトの提案書等,お硬いイメージがありますが,そこはアメリカ,Sense of Humorを仕込んでくる輩が必ずいます.日本だったらふざけてるんじゃないと一括されそうな一文を書き込んだり,へんてこなacronymを捻り出したり.

先日もそんな提案書を読んでいて,にんまりしつつも,なんかちょっと鼻白む気分になったものです.これなんだいと聞くと,

I want something catchy

どんな場に於いてもユーモアを含める必要ありと,子供の頃から教えられてるのかもしれませんけど,日本流に言えば「すべってる」.

個人的な意見ですが,そういうのって,どこか読者を煙に巻こうとしてるような気がしてなりません.内容が薄いのをカムフラージュしてるんじゃないかと.

とは言え,自分もやらないことはない.何年か前,お役所での報告会で「考古学」なる単語を使ったところ,その場に居合わせた別の研究者にえらく受け,あろうことか,その後の彼の発表でも考古学を使い始めました.そのせいで,本来物理学者なのに,こちらの業界では考古学者に認定されちゃった人もいるようです.

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ニューメキシコの小さな町ロスアラモスでの日々雑感