サボテンジャムのお味は

こんなものを頂きました。サボテンのゼリーです。Prickly Pear Cactusは,この辺りでもよく森の中に自生しているウチワサボテン。とても可愛らしい花を咲かせます。

こちらのスーパーでは,食用サボテンが極普通に売られていますので,サボテンジャムがあっても不思議無いとは思うんですが,これをジャムにしようと思うのかねえ。

まっさきに表示されている材料は砂糖,その次がサボテンなので,かなり甘そうです。

最初の写真のとおり,色は真紅。見た目は普通のジャムです。そしてお味ですが,

ん?これは …

ベリー系?

つまり,とっても普通です。何も言われなければ,ラズベリージャムかなんかと思って食べることでしょう。何らかのインパクトを期待してたのに,意外とそのまんま美味しいジャムでした。

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16の後に来る13番

Beethovenの弦楽四重奏曲第16番の終楽章,チェロが愛らしい旋律を奏でる部分があります。今日ジョギングしていて,その旋律が頭から離れず,ついつい歩調も音楽に合ってくるもんだから,走りにくいったらありゃしない。

16番の四重奏曲は,Beethovenの最晩年の作品です。最晩年とくれば深刻・深遠で哲学的な音楽かと思いきや,なんとも軽い調子(に聞こえる)の不思議な音楽です。それ以前の13,14.15番が極めて重たい大作なのに比べ,体何があったんだと思うくらい。

Beethovenの場合,弦楽四重奏曲第16番を書いた後に,13番終楽章を書き直しているので,これが最後というわけではありません。でも最晩年の作品となると,白鳥の歌のセンチメンタルなイメージが付き纏い,実際名作が多いのも事実。

有名なMozartのレクイエムを筆頭に,Brahmsの「4つの厳粛な歌」,Bartokの未完のヴィオラ協奏曲,Bergのヴァイオリン協奏曲,Mahlerの10番の交響曲の断片,Brucknerの第9,Prokofievの7番などなど。

その一方でSchumannの最後の曲は,ちょっと変なピアノの変奏曲。Schubertに至っては書き散らかしとっ散らかしだらけ,おまけに彼の遺作を集めて「白鳥の歌」として出版されたりと,なんだかよく分かりません。

もひとつ変わっているのがChopinで,ピアノの詩人と謳われた彼が最晩年に書いているのがなんとチェロ・ソナタ。ヴァイオリン・ソナタの構想もあったらしく,一体どんな曲になったのだろうと興味は尽きません。

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誰にも言うなよ,と言ってます

「言うなよ,誰にも言うなよ」

そう言いながら,人事に関する噂話を教えてくれる,ありがたい同僚が何人かおります。噂とは言え,ほぼ確実な話。誰それがどこそこへ移動するとか,あのポストにはあの人が就く予定だとか。同じ職場内の噂話にとどまらず,海外の研究所の人事まで漏れ聞こえてまいります。

僕は基本的にそういう話題には興味ないので,右耳で聞いた声が左耳へと通過していくのですが,もしかしたらそれで口が堅いと思われてるのかもしれません。

数日前,別の同僚が僕のオフィスへ飛び込んできて,

「○○,管理職になるんだって?」

うっかり「ああそれ,正式にアナウンスあったの」とうっかり言ってしまったもんだから,

「なんだ,知ってたのか」

まあ知ってる人は知ってる,知らない人は知らない。人事ってのは裏で色々と微妙なことが蠢いておりますので,あまり関わらないほうがよい。

ところで管理職になるって,日本の会社では出世ということになっておりますが,こちらの職場ではちょっと違います。ある意味,研究者が研究を諦めるということ。マネージメントに入ったら研究なんてしてる暇はなくなりますので,それをやりたがる人と,やりたがらない人が結構はっきりと分かれます。

僕は極力やりたがらない派なのですが,この歳になったらそうも言ってられない。管理職ではないものの,そんな事務書類書きの日々が続くことが多く,最近じゃまともな仕事は自宅に戻った後です。

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半径5mの研究者たち

昨日朝,ヨーロッパの知り合いとSkype会議していたときのこと。ひょんなことから彼の奥さんの話になり,実は彼女も学位を持っているんだとか。この界隈では取り立てて珍しい話では無いのですが,彼女の学位論文の内容を聞いて驚いた。

思いっきりこちらの仕事と被っています。僕自身はそこまでどっぷり関係していないのですが,同僚の仕事です。奥さんの名前は聞かなかったのですが,試しに論文を検索してみたら,女性と思しき著者名の論文が出てきました。世界は狭い。

そして午後。職場の友人と,とある大学の研究者の他愛ない噂話をアレコレしておりました。話は飛んで,今度は全く別の女性研究者の仕事の話。ふと,

「そう言えば彼女,噂話渦中の彼の奥さんだよ」

「え!?」

まあなんと世界は狭いことか。とは言え,考えてみりゃ,似たような勉強を同じ大学やポスドク時代にやってきた二人が,そのままくっついちゃう可能性はかなり高そう。社内結婚の研究者版か。問題は,夫婦で同じポストを取り合っちゃうことになりかねないことか。

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単調単著

普通,学術論文は複数で書きます。たった一人の研究成果を公表というのは,やはり少数派です。そもそもトンデモさんになりがちだし。そんな友達いない単著論文を最近久しぶりに書きました。

もともと友人少ないので,過去にもそんな単著論文が幾つかあります。数えてみると,4本ありました。一番古いものは,今から20年前というヴィンテージ感。

一人だけで書くと苦労するのが,誤植や軽微なミスの発見。共著者がいると,そういうミス発見の確率はあがりますが,自分で原稿チェックすると見逃しがち。学術誌に投稿した後に,かなり恥ずかしい間違いを発見されることがあります。

今回の論文はそういうことは無かったようで,内心ほっとしているところです。ちなみに単著の良いところは,少々好き勝手な書き方ができるところ。論文原稿内に,ちょっとスラングっぽい表現を忍び込ませて起きましたが,今のところ,誰も気づいていないようです。

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深夜のだらだらしたピアノあるある

電子ピアノを買ってからというもの,夜の仕事を終えて寝る前,ちょい飲みしながら弾くことが増えました。音量が絞れるとは言え,派手に鍵盤をぶっ叩くのは流石にうるさいので,もっぱら静かな曲とか簡単な曲です。

楽譜棚から適当に一冊引っ張り出し,がばっと開いてそのページの曲をだらだらと弾くというロシアンルーレットをよくやります。初見演奏になりがちですが,それは弾いてからのお楽しみ。そんなだらけた弾き方をしてるときの,あるある集。

● 弾き始めてから,「あれ,この曲何調だっけ」と,慌てて楽譜左端をチラ見。フラット3つか〜,とか。

● 突如現れるD.S.(ダルセーニョ)に,うわ,セーニョは何処やねんとページめくりまくる。Codaは何処や,もよくあります。

● 曲の途中で調号が変わったのに気づかず,無調性現代音楽へ突入。

● 途中で右手がヘ音記号に変わったのに気づかず...以下略。

● 楽譜をいい加減に譜面台に置くと傾き,しまいにゃ落ちる。

● ページ押さえに別の分厚い楽譜(Beethoven Sonata集)をどさっと置くと,それが譜面台からずり落ちる。

● ふと気づくと,左足を椅子に上げて,半跏思惟像状態。

● 右手がフリーになった瞬間を見計らって,グラスをぐびっ。ただし水害の怖れあり。

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ニューメキシコの小さな町ロスアラモスでの日々雑感